| 2003年07月22日(火) |
反省文<(_ _)> |
今日もさっぱりしない天気だ。 しかし、昨日のように降らないが・・・昨日の私のぬれ方はどういうことなんだ??といまだにこだわってしまうのだ。 部屋中に、昨日の持ち物をいまだに広げて扇風機を回して乾燥中である。
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★ふわふわちゃんとくみちゃん(3)
まんまるお月さまが半分くらいになったころでした。いなかのおうちからでんわがきて、おばあちゃんはあわてて帰っていきました。 おばあちゃんのお父さんが、たおれたのです。 くみちゃんのひいじいちゃんで、八十七才。みんな、じいじいちゃんとよんでいます。「よくきた。あきこ、よくきたなあ。」 くみちゃんがいなかへ行くと、そういってあたまをなでます。 あきこはママの名前。 「あたし、くみ。ママじゃないよ。」 くみちゃんが、口をとがらせても 「あきこは、いい子だ。いい子だ。」 そういいながら、にっこりするのです。 「くみがママの子どものときとそっくりだから、まちがえたの。かんべんしてやってね。」 いつも、おばあちゃんがあやまります。 お月さまが出なくなったばんのことでした。 いなかからでんわがきて、パパはくみちゃんと、ママと、生まれたばかりの赤ちゃんを大いそぎでにもつのように車へのせました。 「じいじいちゃんがしにそうなんだ。」 ふわふわちゃんは、月のないくらいよるはにがてです。 でも、しんぱいなのでついていくことにしました。
じいじいちゃんは、おへやのまん中にしいたふとんでねむっていました。 「じいじいちゃんのいびき、すごいね、パパ。ちっともしにそうじゃないよ。」 くみちゃんはパパの手をしっかりとにぎりしめていいました。 グォ−、グオォォ−−。 大ゴリラがねむったらかきそうないびきでした。 じっときいているとちょっとこわいの。 「あれ、びょうきのいびき。」 「おいしゃさんに行かないの。びょうきのときって、にゅういんするでしょ。」 「じいじいちゃん、しぬときはおうちがいいって、いつもいっていたんだよ。しぬのは、びょうきじゃないんだよ。」 じいじいちゃんのわきにすわっていたおばあちゃんがいいました。 べつのおへやには、しんせきの人がたくさんきていました。おちゃをのんだり、小さい声でおしゃべりをしたりています。 「どうしてみんな、きてるの。」 「じいじいちゃんにおわかれをいいにきたんだよ。パパもママもくみもそうなんだよ。」 パパがいうと、ママもくみちゃんをみつめてうなずきました。
「くみ、おきなさい。」 パパがそういいながら、くみちゃんをだきかかえました。 ついたところは、じいじいちゃんのおへやです。みんながあつまっています。 じいじいちゃんはもう大ゴリラのいびきをかいていません。 ヒュュュ−−−、ヒュョョ−−。 ちょっとひらいた口から、そんな小さな音が出ています。 しっかりとじた目のまわりのしわがうごかないなみのようです。 「じいじいちゃん、しぬの?」 おばあゃんのとなりにすわっていたママがふりむいて、うなずきました。ママの目には、なみだがたまっていました。 それを見たら、くみちゃんもかなしくなってなきだしちゃった。 空で見ていたふわふわちゃんは、よし、じいじいちゃんにとびこもう、くみちゃんがなくなんて、がまんできないよ、と思いました。 「ダメよ、行っては。きょうは、じいじいちゃんのたましいが天へかえってくる日なの。じゃまをしてはいけないのよ。」 ふわふわママがそっとひきとめました。
じいじいちゃんのむねは、ながいじかんをかけて、ふくらんだかと思うと、またゆっくりとしぼみます。そのたびにおふとんがほんの少し、あがったりさがったりします。 やがて、しぼんだままになりました。 「母さん、じいじいちゃんのさいごです。」 おいしゃさんをしているママのお兄さんがゆっくりといいました。 おばあちゃんは、なみだをながしながらうなずきました。 ママも、うなずきました。 くみちゃんは、パパにしっかりとつかまったまま、コクンとしました。 その時、ふわふわちゃんは見ました。 じいじいちゃんのあたまのてっぺんから、ふわふわじいじいちゃんが生まれるのを。 「ありがとう。さいごにみんなにあえてうれしかったよ。」 にこにこしてあたりをみまわし、そういっているみたい。 そして、ひとすじの白いせんになると、天へむかって行きました。 「じいじいちゃんはきまった日まで生きたの。だからしあわせそうでしょ。」 ふわふわママがいいました。 ふわふわちゃんは大きくうなずきました。
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