世界お遍路 千夜一夜旅日記

2003年07月23日(水) 那智観光案内 & ふわふわちゃん

遠方の友より、那智に行くので、おすすめポイントを、というメールが来た。
で、渾身の観光案内をした。
それが、今日の私の一日で一番まともな「おこない」でしたでしょうか・・・
(反省・・お日様がでないとだめなんです、ウルトラマンといっしょなんですう・・暑くてもいい、ビールがうまくなる、夏の太陽カムバック!!アメノウズメのように、だれか裸踊りをせんとダメか)
で、那智観光案内転載でござる。
まあ、那智の火祭りは終わりましたが、今年は雨が多いので瀧の力がすごい、夏おいでになる方はぜひ「飛瀧神社」へ、なんてね。

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では、知りうる限りの観光案内。m(_ _)m
まず、那智駅は「日帰り温泉」が付いている駅です。
駅近くの海はきれいで今どきは海水浴シーズン。
ヒト泳ぎして、一風呂浴びて、ビール、といけるぜいたくな駅(一見さびしい田舎駅ですが)ですよ。
那智駅から歩いて5から10分の所に「補陀洛山寺」(ふだらくさんじ)と「浜の宮王子」
那智駅は各停しかとまんないし、那智勝浦からのバスできてここで降りられるほうはいいかな。
いずれにしても、那智滝行きのバスはここが始発です。

那智駅から、バスで行かれるなら、「大門坂下」くらいで下車して、歩かれると「熊野古道」の気配が伝わってきます。
滝そばの神社(飛瀧神社)は、5時前に行くと、すぐそばまで入れます(これは有
料)入ったところに長寿の泉。
これ、くんで下さいね。
私はいつも(といっても2回ですが)5時前後参拝で、入ったことがありませんが是非是非。
ご神体だけあって、瀧のエネルギーはすごいと思いますよ。
今年の水量はかなりですから迫力があります。
青岸渡寺と、那智大社は、どっちも眺め抜群。
すがすがしい気があります。
寺本堂前のお水もおいしいし、ペットボトルの空きは捨てずにお水をくんで帰りま
しょう。
宿坊尊勝院は、本堂からすぐ下にあります。
翌日5時からお勤めですが、でられることをおすすめします。
朝早くは気持ちいいです。
あと、本堂裏に熊野古道中辺路の入り口があります。
登っていくと那智高原、途中で左に行くと、このあたりの亡者があつまる寺と言う伝説がある「妙法山 阿弥陀寺」があります。
ここ、富士山が遙拝できる、最遠の地だとか。
(残念ながら、わたしは行っていません・・・確か、車で那智スカイラインを登り詰めるとあるのでは?)

あっと、お土産には那智黒石のお守りがgood。(その地にしかない神社守り集めが趣味の私がおすすめします)
速玉大社もさることながら、神倉神社は登るのが大変ですがぜひ行って下さい。
あそこの気はすごいですよ。
神倉に登拝しない、新宮行きは考えらんないです。
それで、上のお水もご神水でおいしいですよ。
速玉にもナギ守りという「ここしかないお守り」があります。お土産好適品。

それにしても、せっかく行かれるのに、熊野本宮はなし?ですか。
本宮にお寄りの節は、「大斎原」(おおゆのはら)は絶対はずさないで下さいね。
あそこは、ビッグ気のポイントです。
ホンマ、癒されますわ、あそこは。
いつか、あそこだけは野宿したいですよ。

新宮市内、おいしいお魚のお店、あります。(駅前にも一軒あったけど、名前は忘れました)
お楽しみ下さい。
以上、観光案内終わります。
水くみ推薦場所が3箇所もあるので、空ペット3本もいりますね。

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アッという間に返信が来て「リュック背負ったひとり旅、なんで、初日に水を3本」という嘆きメールでありました。
で、せめて2本としときましょう。
神倉神社の上のお水と、飛瀧神社のヤツ。
ご心配の持ち歩いていてもいいのか・・の件1日くらい持って歩いていても平気ですよ。
(いずれにしても、うちに帰って飲むときに気になるのだったら、沸かせばいい。ただ沸かすと、ちょこっと、水のエネルギーが落ちて残念)
それから、駅前のお寿司屋さん、名前思い出しました。
たしか「徳川」(将軍だったかな、いや徳川のはずです)


*お時間がある方は以下に進んで下さいね。*

 ★・・・・ふわふわちゃんとくみちゃん 最終回・・・・・★

しょうたのかおを見に、ママのお友だちのみきさんが来ました。
しょうたは、パパがきめたくみちゃんの弟の名前です。
「う−ん、すべすべできもちいい。だから赤ちゃんて、すき。」
みきさんは、しょうたの手や足へほっぺたをすりつけました。
ママはわらいながら、見ています。
くみちゃんは、テ−ブルの上にあったおちゃのセットを二人のそばまでもって行きました。
じいじいちゃんのおそうしきがあったので、ママは少しつかれています。
くみちゃんは、おねえちゃんになったこともあって、ときどきこんなふうにお手つだいができるようになりました。
「まあ、くみちゃんえらい!うちのけん、こんなふうに気がつかないわ。」
くみちゃんは、うれしくなっちゃった。
「けんちゃん、行ってる?ようちえん。」
ママがききました。
「ダメ。今日も、うちから出ないの。お花がさいたら、また行くっていうの。」
ふわふわちゃんは空できき耳をたてました。

けんちゃんは、さくらようちえんのねんちょうさん。らい年は、一年生です。
「お花がさみしいだ、つかれているだ、そばにいてくれないと今年は花をさかせることができないかも知れないだ、っていっているから、ようちえんをしばらく休むよ。」
ある朝、けんちゃんはこういいました。
「お花、そういうこといわないんじゃない?」
ママのみきさんがいうと、
「シャコバくんが、そういったんだもん。」
と、けんちゃんは、口をとがらせました。
「シャコバくん」というのは、けんちゃんが生まれたときに、みきさんの友だちがプレゼントしてくれたシャコバサボテンで、きょ年は、三十三こも花をさかせました。 
「たしかに今年は夏にあつすぎたし、サボテンだってつかれているかも知れないわよ。」
くみちゃんのママがいいました。
「どうしていいかこまっているの。みんな、そっとしておくとまた行くようになる、っていうんでそうしているけど。」
みきさんはいいました。
「あたしも、シャコバくんにあいたい。おはなしができるんでしょ。」
くみちゃんはみきさんにとびつきました。

「赤ちゃん生まれたんでしょ。おめでと。ぼくも、にいちゃんになりたい。」
くみちゃんがへやに入っていくと、いつもの元気なけんちゃんがいました。
「ママにたのめばいいんじゃないの?」
くみちゃんがそういうと、けんちゃんは、うんといいました。
まどのそばのテ−ブルには、ほそ長いはっぱをつなげたようなえだがあちこちにのびている大きなシャコバサボテンのはちがのっていました。
「くみも、シャコバくんとおはなししたいんだけどな。」
「いいよ。ほら、やっとつぼみが出て大きくなってきたんだ。きっとじきにさくよ。」
「ちょっと赤いね。」
「シャコバくんの花は、うす赤なんだよ。」
「こんにちは。」
し−ん。
なんにもきこえません。
「おはなし、しないじゃない。」
「ごめんね、こえは出さないんだ。ぼくはわかるんだけど。」 けんちゃんは、すまなそうにいいました。
「どうするの。くみ、わかんないよ。」
けんちゃんには、たしかにシャコバくんのことばがきこえるのです。でもうまくはなせません。
さてこまった。
ふわふわちゃんは、「よし!」とにっこりしました。
そして、シャコバくんのつぼみの先をちょっとこじあけて、うんこらしょのスィィンと、とびこみました。
「しつれい、しっけい。おじゃまします。」
根っ子のところに、ふわふわシャコバくんがいました。
「おれはびょうきだ。なんとかさいごの花をさかせたいだ。じゃまをしないでくれだ。」
「ぼくは、おたすけマンさ。ぼくのパワ−をあげるから、きれいにさいてけんちゃんやくみちゃんを、よろこばせてやって。」
「自分の力でなんとかするだ。かえれだ。」
シャコバくんはがんこです。  
「弱っている時はたすけあおうよ。けんちゃんは、ようちえんにも行かずにきみのこと見まもって、せわしているよ。」
「あの子は、ぼくのきょうだいであるだ。」
「あの子のなかよしのくみちゃんは、ぼくの友だち、いい子だよ。だから力をかすよ。」
シャコバくんは、やっとうなずきました。
「ママ、しばらくかえんないよ。」
ふわふわママは、空の上で「しかたないわね。わかったわよ。」といいました。   
「ね、きこえるだろ。」
くみちゃんは、けんちゃんにいわれてシャコバくんのまん中へんにある一ばん大きいふくらんだはっぱを、ひとさしゆびとおやゆびで、じっとやさしくさわっています。
「きこえないけど、なんかドキドキするよ。」
「朝ね、シャコバくんがこのへんからでてきて、ふわふわしてたよ。たすけてだ、そばにいてだ、だって。ゆめじゃないよ、見たよ。」
「たすけてだ、なんてへんなの。」
「ぼくもそうおもったけど、わるいからわらわなかった。」
根っ子の中で、ふわふわちゃんはうふふと、シャコバくんを見ました。
シャコバくんは、目をつむって口をちょっとまげてむっむっむといったきり。
「そろそろ、やるだ。行くだよ。」
パッと目をあけると、シャコバくんはいいました。
よし、とふわふわちゃんも気合いの入ったへんじをしました。
二人はむかいあって手をつなぎました。そしてひたいとひたいも合わせました。
二つのふわふわしたすがたは少しずつとけて、一つの大きなふわふわになりました。きらきらと白ぎん色にかがやき出しました。
光がいちだんと強くなると、フカン、プカン、フワ〜ンとうき上がりました。
その時です。
しゃぼん玉がわれるように大きなきらきらふわふわははじけました。
「見て見て。ひらいた、くみちゃん見て。」
けんちゃんがさけびました。
大きなつぼみの外がわの花びらが、今ひらきはじめたところでした。
「ずっと見ていたのに、わかんなかった。」
「シャコバくんが花の中でわらってる。よろこんでるよ。パチンと音がしたよ。」
「ほんと?けんちゃん、すごい。」
 くみちゃんは感心してしまいました。
 花になったふわふわちゃんは、くみちゃんへ、ウッフン〜としんごうを送りました。
「あっ、ほんと。お花、わらってるね。さいてうれしいんだね。」
くみちゃんとけんちゃんは、うなずきあってにこにこしました。
日ざしがあたたかい冬の午後のことでした。

 おしまい(禊ぎ完了 アハ)


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