世界お遍路 千夜一夜旅日記

2003年04月16日(水) ボートトリップ atフエ

★フエからのボートトリップ★

フォーン川沿いには、グエン朝歴代皇帝のお墓(廟)がある。でかい。それなりの工夫を凝らして美しい、ということでフエに来たら、とりあえず参加するのがこのボートトリップ。ボートに乗ること自体は安い。2ドル。しかし、拝観料が高い。5万5千ドン。ベトナム人は例のごとく安い。5万5千ドンはドルに直すと4ドル弱。で、ドル払いだと、5ドルといわれるこの矛盾。外人さんがそれでけんかをしていた・・・・、何しろ、つい最近(1945)まで続いていた王朝なので、そんなに古い廟は無い。
まあ、ボートトリップは、お墓見学ツアーなのである。
結果を先に書いて悪いが、中国あちこちを見ている私にはやっぱりちっとも興奮することなく・・・だったのでした。
改めて、中国文化の力を見た思いがしたのでありました。
   ★  ★  ★  ★  ★  ★

ホテルピックアップ、川のほとりより、ドラゴンボートに乗る。
客は、ハノイからの5人を入れて20人ほど。
のったとたんに、女船頭さん(親子三人で仕切っている)はみやげものをなら買えとアピールする.
客たちは冷淡である。
40分乗車で、フエのシンボルといわれる美しい塔をもつティエンムー寺。
ベトナムは大乗仏教の国である。
90%以上が仏教徒だという。
寺は観光地にはなっているが、今も祈りの場だからだろう、入場料は要らない。ただし、心ばかりのお布施はいるが。

塔は、大昔西安で見た大雁塔(たしか登った)に似ていた。
その後ろの本堂にいったらお釈迦さまがおられたので、靴を脱いで上がり
中国風の五体倒置で拝むと、見ていた坊さんが、鐘を鳴らしてくれた。
「ジャパニー?」と聞かれたので、はい。
少々喜捨。
ベトナムせんそうのときに、サイゴンまで抗議に行って焼身自殺をしたこの寺の住職さんが乗った車が展示してあった。
10時過ぎ、トウドイック廟にいく岸についた。岸から歩いて20分以上ということなので、歩くのは良いが、見学時間がなくなるので、ここは明日に車で行くことにしている。
基本的にはバイクタクシーで行くところなので、岸を上がると、バイクタクシーがよってくる。
いらない、明日車で行くから、と訳を言って断り、岸辺の村に向かった。
てくてく歩くこと5分。
村のいり口、祠に「神」と書いてあった。
ちょこっと、村の鎮守風だ。
村の道では子供が虫取りをして人懐こそうに寄ってくる。
村はお線香つくりの村。
あちこちの干してあった。
私を見ると、買えと線香の束を持って追いかけてくる子もいる。
オイ、学校は?と聞きたくなるが・・・彼らははだしだった。

やがて家の前で線香を作っている二人の女の子が居た。
みていると、やってみろと一人の子が席を空けてくれる・・えええ・・まあでは.意外と難しい。
もちもちとやわらかい線香の元(木っ端で作った粘土みたい)を板で伸ばし、そこに線香の芯になる竹の棒を入れる。それでまた板で上からこねる。しかし、均等に線香の元が付かないのだ。
むずかしーと、私が言うと、席を空けてくれた子がニコニコ笑った。
なんだか、ベトナム人好き、よい笑顔だ。
廟なんか見るより、こういうほうが楽しい。
彼女は、24歳、もう一人の子は16歳。この子、学校は終わったといってはいたが。
どちらの子も、年よりうんと若い。
30分がたちまちすぎて、そろそろ船に戻る時間だ。
さよならを言ってまた田舎道を歩き出す。
ローラーにのって道路を固めていたおじさんが、自分の隣をさしてまたしても笑顔で【乗るか?】と合図してくる。
ノウ、といいなが手を振る。
なんだか楽しいよね。

11時40分、船の中でご飯。
おかず2品に、焼きそば、ご飯。
それに席のそばに冷たい飲み物。(コレは有料)
みんな、暑すぎてぎて食がすすまず(衛生状態を気にしているお方もいるようだったが・・・私は食べましたよ)飲み物だけを飲んでる人もいた。
その料金、1万ドン。高い・・町中で買ったらその半分。外人(私含む)は高すぎよ、という表情で請求された料金を払ったがハノイの人たちはけんかしてどうやら半分に負けたようだ。
外人組、マジに呆れ顔。
ねぎり勝ち、適正価格の無い国の面目躍如。

午後、ただ暑い、眠い。状態。
それでも、船が岸に着いたら、散歩や見学。
トイレに行きたいといったら、岸で飲み物を売っていた女の子に【オープンエアトイレ】に連れて行かれた。この辺の人たちの公衆トイレは、川のそばの大きな木のそばでした。
最後の見学場所はミンマン廟。
岸からジャングルの中を歩いて7分、幾重にもなった門をくぐり庭を眺め、お墓は、小高い丘の上。古墳状態である。
暑くて、せみの声だけが身にしみる。眠い。
ベトナム睡眠薬である空気は午後になると眠気を引き出す。
早くホテルに帰って、涼しい部屋でシエスタしたい、それのみが欲求となる。
3時半すぎ着。
みんなが上げるんだったらチップをと、ぽっけに用意していたんだが、誰もあげないので私もやめた。
やっぱり、飲み物1万ドンはぼりすぎ。それでハノイから来たベトナム人には言い負かされて半額というのも・・・みんながチップを出さないのはわかるなあ・・説明などもしないしね。
舟をこぎ、物を売りつけようとし、それだけの女船頭さんたちでした。
途中、スーパーによって、ビール、ヨーグルト、フエ名物のゴマ菓子を買って帰る。
ちょうど学校の下校時。
片や親のバイクに乗って買える子供、道路の向こう側には、物乞いをする子供・・・・

即、昼ね
夕方、郵便局まで行ってはがきを出して、これまたフエ名物のブンフォーフエ、という辛くて太いめんを食べに行った。

フエは、見物より、村中・街中をうろついていたほうが面白いかも、と感じた一日であった。








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