世界お遍路 千夜一夜旅日記

2003年04月15日(火) フエ第一日目 グエン朝王宮へ

★フエについて★
ベトナム中央部に位置する。
ベトナム最後の王朝(1802年から1945年)の王都であった。
王宮、郊外に点在する寺院やフォーン川沿いにあるいくつかの皇帝廟が1993年に世界文化遺産に指定された町である。
お料理、お菓子に「フエ料理」「フエ味」があって、歴と伝統を感じさせる町ではあるが、もちろん、今は田舎の都市。時間の流れや人の暮らしぶりはサイゴンなどとはくらべもにならない「のんびり感」

  ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★

私が宿泊したビンズオン、というホテル、オーナー、奥さんは日本人とかで日本語がメチャウマらしい。また、ストリートチルドレンのための施設などもやっているんだとか。
オーナーには会えなかったが、受付にいるアルバイトの若者達がみな感じよい。
フエ大学の学生らしいが、英語はもちろん、日本語がすごくうまい女の子(昨日部屋に案内してくれた子、可愛い、横浜に恋人がいると照れていた)、もう一人、物静かだが、かなりうまい男の子がいる。
朝、その子がいたので訊かれるままに、私の予定を話した。
今日・・・王宮や町中見学(一人で)
明日・・・ボートトリップ(皇帝廟見学)参加
あさって・・・バイクタクシーに乗らないと行けない皇帝廟を一人でタクシーチャーターで回る(ホントは、ボートに乗って接岸したところで待っているバイクタクシーに乗れば行けるのだが、私はバイクタクシーには乗らないと決めているのでこういうメンドなことになる)
その後ランコー村、ホイアンと移動する、その後、サイゴンに帰るが、そのエアの予約だけは今日しようとと思っていると話したら、その子(フスくん)が「ここでみんな予約できますよ」という。例のごとく、安ツアーはそんなに値段は違わないし、飛行機も、2ドル手数料で払ったら、やるという。
全部お願いすることにした。
エアは買いに行くので、お金が今いるが、後は、チェックアウトの時でいいとか。
へエー、こういうの初めて。たいてい先払いなのに。
すべて終わってフスくんがいう。
「あなたの日本語はわかりやすい、それで、敬語を使いますね、ここに来る日本人で敬語を使う人はめずらしいです」
褒められたあ?
私は自分も英語で苦戦するので、どんな風に話したら、その人がわかりやすいか考えて話しているだけだ。
「文を書くように、ゆっくりと正しい日本語を話す」
これが、日本語学習中という外国人と話すときの私の基本。
敬語は、ふだんでも、あんまりよくしらん人と話すときには使うし、これは私にとっては、めずらしいことではない。
「私は、大学を卒業したら、ベトナムにある日本の会社に勤めたいです。でも、敬語が使えないし、やばいかも知れません、ここにいても敬語の勉強にはなりません」
オオ、やばいなんて、日本語使うのかよ。
でも、若い人は、そもそも敬語はそう使わないし、、ましてやベトナムのホテルのバイトの子には、使わないだろう。
敬語は使えないと日本の企業では働くのは苦戦するかも、という見識はもしかして日本の若者よりすごい?かな。

大通り筋にある食堂で、バケット、オムレツと野菜少々、フルーツ、ドリンク付きの朝食を摂って(1万5千ドン・・約1ドル)、、次にまずはベトコムでお金つくり。
銀行を探していたらバイクタクシーの兄さんが寄ってきて乗れという。
乗らない、だけど、銀行を探している、といったら、笑いながら教えてくれて、
何と、私がでてくるまで待っていて、またまた勧誘。
乗らない!と私も、笑いながら頑固に繰り返すと仕方ないな、と笑いながら去っていった。(この辺が素直なベトナム人、エジプト人あたりだったら、怒ってののしるね)
銀行は、きれいなアオザイのおネエさんが両替の仕事をしていて、クーラーがガンガンきいていた。町中、後は高級ホテルのみがクーラー付きだ。
(私の部屋は、1泊10ドルでエアコン、付いているが)
銀行だけが立派な国というのは、だいたい問題(甚だしい貧富の差)を抱えている。ヨーロッパでは、ポルトガルとか、スペインがそうだった。

何回もバイクタクシーのおじさんや兄さんに声をかけられながら、その都度、立ち止まって笑いながら「歩くのが好きなんだよ」といって断り、フォーン川を渡り王宮へ。
フォーン川の上で、水質調査をしているおじさん二人にあった。
ヤクルトの空きビンみたいなヤツに水を汲み上げていた。
訊くとこの川も汚れている、と。
「汚れ」の意味がダイオキシンとかそういうことなのか、それとも生活汚水やゴミ(これ、けっこうすごい・・ゴミ収集のシステムができていないのに大量の石油系のゴミ・・ペットボトルがいい例だが・・が出ている)がすごいのかは不明だった。
王宮入場料外国人5万5千ドン。高いよね。
ベトナム人5千5百ドン。安いよね。

入り口となっている「午門」はすごく立派であった。
しかし、すべて内部は中国風。
故宮、ミニチュア版である。それも、すごくちっこい。
北京の故宮や天安門を見てしまっている私には、興奮しない世界遺産ではある。
何より、大和殿の裏、本来、美しい種物や庭があったと思われるあたりはベトナム戦争時に完全破壊されていて、荒れ地となっていて、はあ・・だった。
イラクでも、たくさんの世界遺産級の遺跡や遺物が破壊されたり略奪されたりしたが、そもそも米軍はそういう野蛮な人たちなのだ。日本の京都や奈良が破壊を免れたというのは、運がよかったとしかいいようがない。
栄枯盛衰、「荒城の月」の世界だった。
フエも午後になると暑い。昨夜からすずしくなったというが、むっとする。
市場見学後、川辺のオープンエアカフェでアイスのホワイトコーヒーを飲んだ。
ホテルに帰って昼寝。
夕方ご飯を食べにでてもどったら、入り口のソファに日本人のバックパッカーの集団が談笑している。
仲間に入った。
来たばかりというのは私だけで、みんなもう1ヶ月とか2ヶ月、3週間みたいな人ばかり。
男性ばかり、のーんびりしてほどけた感じの人ばかり。
ベトナムの睡眠薬入りの空気を吸い続けているとこうなるのかも知れない。

ベトナムのアイドル(フエ近辺)の、可愛い男性シンガーが、ファンの女子付きでかえってきたので、彼とファンの子たちとお写真撮影。(笑)

部屋のTVで、NHK衛星が入るので、ふだんは見ないTVをしっかり見てしまった夜。

★今日のすごい!★
フエ料理のレストランに行って、私は一人なんだし、量は少なくてよい、その代わり、料金を負けろ、と、ねぎりをかけてみた。
何と、値切れた、1万ドン。明日の朝食分。
ビール1本、牛肉と薬草春巻き、フエ風焼きめし・・4万2千ドンなり。
レストランで、値切ったのって初めてだ。
おばさん強し。

★ベトナムコーヒー・ベトナムティについて★
コーヒー原産国なのでコーヒーはよく飲まれている。
ホワイトコーヒー・・・カップやグラスにコンデンスミルクを2センチくらいしぼり入れてそこにベトナム独特の茶こしのようなコーヒー濃しで落とす。
アイスを頼むと、ガラスにコンデンスミルクとアイスロックを入れてきてそこにホットコーヒーを落とす。

ブラックコーヒー・・・これがふつうのコーヒー。アメリカンの対極にあるような濃いコーヒー。

コーヒー以上に経済的でよく飲まれるのは、ベトナムティーといわれるフラワーティ。ウーロン茶、ジャスミンティー系の味だが、ブレンドが店やうちごとに違うらしく飲む場所によって微妙に異なる。
料理を頼むトベトナムティは無料という店もある。
これ、うまかった。
5000ドンから6000ドンくらい、単品で頼むと。




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