トラカイなんておもしろい名前だが、お城の中に虎を飼っていたわけじゃない。 中世の由緒正しきお城である。 ビリュニスからバスで、30分あまり。14世紀に、キェストゥテェス公とビィタウタス大公という舌をかみそうなお殿様によって造られたお城である。 茶色のれんがで作られた帽子型の城が森に囲まれ、湖の中に浮かぶ・・とホントに絵にかいたような風景なのだ。ヨーロッパ中世の絵によく出てくるまさにその風景ってヤツだ。もう気持ち悪いくらい。 しかし、この景色はずっと残っていたわけじゃない。この十年ほどで大幅に修復されたものだ。それまでは廃墟だったらしい。
入ろうとはね橋を渡っていたら、前から日本人の男2人。 「こんにちは」から話が始まる。 彼らは大阪の大学生、シベリア鉄道から、ベラルーシ経由でここまで来たらしい。 「ベラルーシ、どうだった」 「いや、トランジットVIZAでしたら、寄ってないんですよ」 「それは残念、ところでこの国ロシアのにおいしない?」 「ああ、しますよ、ロシアの感じありますね」 やっぱりね。 ロシアから昨日来た人たちがいうんだから、私の印象のそうまちがってはいなかったわけだ。
お城の中は、中は博物館やお店になっていた。 おもしろかったのは、パイプのコレクションだった。 立派なお城ではあるが、ウィーンであのシェーンブルン宮殿を見た後では、やっぱり田舎のお城である・・・・。
トラカイ城の道には、リトアリア名物の琥珀の露店が軒を連ねている。 アジアやエジプト、トルコなんかだったら、通行人の呼び込みに必死になるところだが彼らはしない。 音楽を聴いたり、編み物をしたり、昼寝をしたり、となりの店のお人と話したり・・商売やる気あるの?の風情である。 しつこく見ていても、うるさいことを言わないのをいいことに、私は念入りに値段と品質くらべをすることができた。一番安くてよさげな店に女の子に「2個買うけど、デスカウントしない?」と持ちかけてみたら、「OK」とあっさり。値切り大好き人間の私はがっかりである。もう少し、値切り合戦で遊ぼうよといいたい。 ヤッパり値切りで遊ぶんだったら、タイか、トルコか、エジプトか。
夕方、日本料理屋にご飯を食べに行った。 この町では高級レストランである。 私の注文「ビール、みそ汁、野菜天ぷらのご飯付き」 イメージとしては、「野菜てんぷら定食」のつもりだった。 BUT、BUT 最初にビールがきたはいいが、その次は「スープ」であるおみそ汁だった。それもしずしずと・・・つまり、スープコースのみそ汁が終わったら、次はメインの天ぷらが来るというわけ。 ああ、わかっちゃねえなあ。一緒にもってきてよね。 一応日本人が経営者だというので期待していたのだが。(でも日本語メニューはない、英語とリトアニア語) ところで野菜天ぷらの味は、45点でしたな。 あげ方はよいのだが、残念ながらこっちの大味な野菜では「なんか違う」って感じ。ご飯もどう見ても、トルコ米みたいだし。
リトアニア語でありがとうは「アチュッ」 美味しいは「スカノー」でした。
|