2002年02月24日(日) |
第61夜 アークレイリYHのオヤジと喧嘩する(=_=) |
7/23<日 メチャ晴れ> アークレイリYH5泊め
今日のスケジュール 洗濯 フリースエイ<Hrisey>島に行く 島から帰ってきたら、アークレイリの市内散策
アークレイリYHは洗濯室があって、乾燥機と洗濯機完備。今まで手洗いで簡単に済ませてきたものをいろいろと洗った。 使い方はキッチンでウロウロしていた男性に「私の国のものとシステムが違うからわからん」と頼んで教えてもらった。 いい天気だし島日和。 バスターミナルでダルビク<Dalvik>方面行き<バスNO10b>を待った。 しかしこない。 12時半に乗ったら、13時半のフェリーに乗れると教えてくれたのはツーリストインフォのおネエさんだ。 1時近くなって、窓口で「何でバスがこないの」と聞いてみた。 「バスは、月曜から金曜まで。今日はない」という返事。 初めて聞いた。唖然だ。 「でも、私にフリースエイ島へ行く情報をくれた人は、土曜と日曜はバスがないなんて教えくれなかった」というと窓口の彼女は、「あら、あなたは島へ行けるわよ、車で港まで行けばいい、何の問題もない」と平然と言い放った。 「私は、旅行者だし、車の運転はしない」といったら「タクシーに乗れ」と一言。ツーリストインフォが間違った情報を流したことをなーんとも思っていない。 「問題ない」という前に「我々のオフィスが間違えてごめんなさい」が欲しいところなんだけど。 ムッカ。 仕方がない。町中見物に予定変更だ。
暖かいというより「暑い!」の日和だ。 バックにつけた温度計を見ると30度近い。かわいらしい家の並ぶ住宅街を歩くとみんな半裸状態で庭の水撒きをしたり、デッキチェアで日光浴をしている。夏のお日様を心から楽しんでいる気配が伝わってくる。
とっこ、とっこと、町のメインストリートのはずれまで歩くと、目指すノンナフース<Nonnahus>に着く。 子どもの本の作家として有名なノンニを記念して開館された。 建物は1849年に建てられたアークレイリでもっとも古い建物を使用。 中にはいると1900年代の建物内部の様子がわかるようになっている。
1937年、80歳の頃、日本にも来ていて子どもに囲まれた写真があった。
日本で出版された彼の本を眺めていたら「これ、あなたの国でしょ、彼はたくさんの本を子どもたちのために書いたんだ」とアイスランド男性が写真を示して、誇らしげにいった。 ほとんど隣りといってもいい距離に、アークレイリ博物館がある。こじんまりとしているが、できたばかりの近代的な建物だ。かつての魚を捕ることを中心にした生活の様子がビジュアルに展示されている。 2館あわせて400クローネだった。
この後、「ヨーロッパ最北」のアークレイリ植物園へ行った。 うーん、どこか日本の田舎町にありそうな庭だ。 親子連れが、ランチを広げていたり、おばあちゃんが孫連れできていたりしていた。 ほのぼの、ですね。 数日前に行った美術館でも感じたのだが、 「館」とか「園」と名乗っていても小さくて素朴、がこの町のすべて。 まさに「最果て」だ。 でかいのは、フィヨルド湾、牧場、氷河をいただいた山だけだ。 つまり「自然」だけということ。
YHに帰ってひと騒動あった。 なんと、バイキング系のひげを蓄えたYHのオーナーが「部屋を代われ」というのだ。 見れば私の荷物がYHの受付においてある。勝手にいじくってくれたんだ。 バリバリに怒った。 「人のものを勝手にさわった。何で、代われと朝いわなかったのか」 「忘れていたんだ」 「忘れていた!信じられない!あなたは、野蛮なことをしたと思う。あなたは、私にごめんなさいと謝るべきだ」 おっサンは、少しむっとした顔をしたが「・・・ごめんなさい」と小さな声でいうと「私はあなたのものにさわっていない、彼女に頼んだ」と受付にいた女の子を顎でしゃくると、そそくさといなくなった。
シングルルームにはいるときに、4日は大丈夫といわれていたのに1日はやい。 何でなんだと、怒った顔のままで受付の20歳くらいの女の子に聞いた。 つまりどうやら「4日」というのは「3泊4日」のことだったらしい、のだ。それにしても、前日か朝、いえよな。 「私は、ミーバートンに2泊したら、またこの宿に帰って来るつもりだったがキャンセルする。こんな野蛮なYHはいやだ、ボルガネスに行く、すぐにボルガネスのYHを予約して欲しい」 大きな声ではっきりといったら、女の子はおろおろして「すぐするから」と電話を入れた。 OKだった。
昼間、植物園のベンチでバスの時間表をじっくりと検討した。ミーバートンから朝出るバスはアークレイリでレイキャビク行きに接続しているのだ。 この町で泊まる必要はない、26日のYHをキャンセルしようと思っていた。 マア、不愉快なことがあってちょうどよかった、このYHは、設備完備なので名残惜しかったから・・・ あのおっサンは、郵便局に行きたいといったら車で送ってくれたし、わからないことは聞いてと声もかけてくれた。悪い人じゃない。でも「ごめん」がいえないお方であった。 ツーリストインフォのおネエサンもそうだ。 もしかしてアイスランド人て、謝る、という発想がないのか?苦手なのか?などと考えていたら夜が更けていった。
アメリカ、北欧、ドイツからの若い女の子たち5人と同室。
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またまた朝っぱらから、カラスが散らしたゴミの始末。決められた日に出せよ、ッたく。 怒りにまかせて、日本語と英語の注意書きを書いてはる。ついでに入力して、各戸のポストに入れた。そんなことをしていたら昼になった。あたしってば、忙しいのにお節介おばさんの極みだわさ。
洗濯をして、図書館に本を返して「田舎暮らしの本」を読む。いいよなあ。 いくらローンの支払いが家賃より安いから、買えばといわれても、このコンクリートの街で老いたくない気がする。 森や海、川があるところ・・土佐みたいなとこ?にすみたい・・・。北よりヤッパリ南志向。 仕事もせずに一日がくれた。でも、するよ、するよ。これからさ・・まだ、7時になんないもん。
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