世界お遍路 千夜一夜旅日記

2002年02月22日(金) 第59夜 フッサビク クジラウオッチだい!!

7/21日<金 晴れ> アークレリYH3泊め

風もなく暖かい日だ。まさにクジラ日和。6時45分起床。朝食、昼食のサンドウィッチをつくって出発した。
 
今日の予定
 8時15分   バスターミナルよりフッサビク行きバス<�癸隠横癲笋望茲襦�
 9時30分   フッサビク着
 10時     ホエールウオッチングボート乗船、出発
 17時     フッサビク発のバスに乗る
 18時10分  アークレイリ着
             

☆★☆ フッサビク ホエールウオッチレポート ☆★☆

時間通りの出発だ。天気は、まさに上々。深く切れ込んだフィヨルド湾の奥からの出航、波も静かである。
1960年代建造という年代ものの木造船、長所はクジラを驚かす大きな音を立てないことだという説明をお兄さんガイドがした。
 
船の客は40人あまり。
パリ在住、休暇でアイスランドをレンタカーで回っているという若い日本人夫婦と一緒になった。
「車でどのくらいのご予定なんですか」
「10日、ですね、車にホテルもだいたい食事付きセットされているんですよ」
「へー。失礼ですが、おいくらくらいですか」
「日本円で、20万というところです」
「ガソリン代は別でしょ。10日でそれは、高いですよね」
「ええ、でも、この国は何でも高いですから、仕方ないでしょう」
「そうですね、道はどうですか。バスで走っていてもあんまりよくなさそうですが」
「そうなんです。リングロードからはずれると舗装してないところ、結構ありますよ」
 なんて話を、日溜まりのベンチに座ってのんびりしていたら、放送が入った。

「10時の方向にイルカ発見」
確かに、船の左10時の角度に3頭のイルカが見えている。

ちなみにホエールウオッチでは、方角を時計の文字盤に見立てる。正面を12時として、「00時の方向に000」といった言い方をする。これは、日本、ノルウェー、アメリカなど私が体験したクジラ見物に共通している。

それにしても出航して30分経ってない。町の影も見えている。はやい。湾の奥から沖に出るまで、それなりの時間がかかると思ったのだが。
放送が入ったとたん、2時や3時にいた客たちが、カメラを構えてドドドッと左移動する。船が傾くほどの勢いで少し怖い。

しばらくすると「12時の方向にクジラ」
今度は、前に民族移動。
さして大きくない船に40人もいると、こういう時は大混乱だ。
「ミンククジラです」
 確かに人の頭の向こうにクジラらしき黒い背中が見えるが、小さい。
ザトウクジラや、マッコウクジラといった大型ものに比べると迫力不足だ。
なによりブロー<潮吹き>がささやかなのが、イマイチ。
ワタシ的にいえば「ぶぶおおうぉぉー」というクジラの熱い息使いがズシーンと欲しい。それが快感なのだから。
なんて思いながら、次々に「発見」されるミンククジラを少ししらけた気分で眺めていた。
しかし、突然すごいことが起きた。
イルカの大群と出会ったのだ。
種類は、多分「ホワイト ブレークト ドルフィン」<ハナジロカマイルカ>。
船が群れのそばまで行くと、イルカたちが近寄ってきた。
笑ったような独特の愛嬌フェイスで、すごいジャンプをする。そして船が走り出すとイルカたちも競争のように付いてくる。
ぶつかってけがをするんじゃないかと思うほどぎりぎりのところを伴走する。すごいスピード。船縁から眺めていると、体の線も、泳ぎも「美しい」の一言。
お客はみんな興奮状態、イルカたちに拍手喝采だ。結局イルカたちは私たちの船と5分以上一緒に泳いでくれた。

「今日はとてもラッキーでした」
 そんなガイドくんのアナウンスとともに港に向かった。着くまでの間、温かい飲み物とささやかなお菓子が出た。
いくら風がないといっても北極圏近い海だ。冷える。
ホットドリンクがおいしかった。

「すごかったですね、イルカ」、そんな話をしながらの帰港となった。
2時間あまりで、5頭のミンククジラと、イルカの群。
まあいいところでしょうな。
イルカの大サービスはあったし。
でも、欲をいえば、やっぱりザトウとか、ナガスとかの大型系を見たかったよね。

ロンリープラネットには「いる」と書いてあるんだけど・・・でも、こればかりは運、不運、クジラのご機嫌だからなー。
 
☆....☆.....★......☆......★

船から下りて、日本人夫婦と別れた。
そして、ホエールウオッチセンターに向かった。
それは港のすぐそばのさえない建物の中にあった。

展示は、この近辺のクジラの骨格標本と説明、捕鯨の歴史の紹介だった。アイスランドもほんの少し前まで捕鯨国だった。
かの過激環境保護団体グリーンピースに「口撃」されてやめたのだ。

クジラの骨格標本は、何年も砂に埋めてクジラの肉や油を浄化してから作る。それでも、独特の油臭さが残る。建物の中はそんな臭いが漂っていた。

「捕鯨」のコーナーに「冷凍くじら」と日本語で書かれた箱があった。こんな遠くの国からも「クジラ」を輸入していたんだ。びっくり。
私は「シシャモ」くらいかと思っていたよ。このコーナーで流していた「クジラ捕りビデオ」がなかなかだった。
北の海で操業する漁師たちの気合いが伝わってくる内容だ。
印象的に、このセンターは「ホエールウオッチ」というより「捕鯨センター」という感じだ。
高知県室戸市にある「鯨館」が、中身的には室戸のクジラ捕りの歴史を展示する、室戸捕鯨館」的なのと似ている。

フッサビクは、きれいな教会と、小さな家が建ち並ぶかわいい町だった。

帰りのバスは5時。窓から見える景色はむしろ南アイスランドより豊かだ。
牧草地には刈り取られた草を白いビニールで梱包した大きなロールがごろごろしている。
晴れたら草刈りが忙しいといっていた酪農農家のルーベさんを思いだした。

YHへの帰り、交通事故を見た。出会い頭の衝突。見通しのいいところなのに・・。ショックだった。

>>>>>>2月22日<金> 本日のできごと >>>>>>>

前夜から、3/9日の仕事の夢でうなされた。当日の進行概要がまだ未作成というのが重くのしかかっているからだ。

もう、やるしかない。
朝食も摂らずに仕事にかかった。
途中で、PCの原稿3月分1本だけでも、の要請があり、そうか2月って、28日までなんだ、と自覚した次第。2本は完成していたのでそれを急遽、メール添付で送付。あと2本は未完成なので週明けに、ということになった。
それでも、3時半過ぎに進行案の概要の完成。やればできるんだ・・・もっとも1ヶ月前から、考え続けていたことだからなあ。

FAXで担当のY氏にお送りし、夕方電話で検討して、OKの後にそれぞれの方に郵送。ホッ。

3/9日の招待券が10枚があるので、興味がありそな方に電話してお送りした。
これもホッ。
おかしかったのは、お寺のご住職さんのNさんの「3/9日は友引ですね、大丈夫だな行けます、行きます」「ああ、お葬式がない、ということですか」「そうですよ」(笑)

kさんとTELで話す。ゆうパックとクロネコ、どっちが安いか。ゆうパックの方が利用のしかたによってはぐっとお得になる。ナニより、10回利用で一回ただのゆうパックカードがいい。
Mさん、ぎっくり腰でおうちで療養。お見舞いメールを書く。

焼き鳥を買ってきて、ビールで乾杯。

・・・・・・・
yさんのお母さんが1/26日急逝を聞く。昨夜、お悔やみに。
Aさんにお父さんのお悔やみにとお花クーポンを気持ちばかりお送り。

このところ、お祝いモードはないなあ・・・。これも、年のせいだねえ。

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