| 2002年02月20日(水) |
第57夜 北アイスランドの町 アークレイリへ |
☆★☆ 旅は 第3STARGEへと入った・・・☆★☆
アークレイリ<Akureyri>を拠点にクジラウオッチングやミーバートン湖見物。 月にもっとも似ているというアスキャツアー。 月面着陸したアームストロング船長たちがトレーニングした場所である。
以上が第3ステージでの目的だ。
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7/19<水 曇りのち晴れ > アークレイリYH泊
今日のスケジュール 8時30分 ヘーフン発<バス�癸隠検� 13時45分 エイイルスタジール<Egilsstoir>着 15時 エイイルスタジール発<バス��11C> 19時30分 アークレイリ着
北アイスランドの中心でアイスランド第2の町アークレイリへの移動日だ。YHからバスターミナルへ歩いて10分あまり。昨日スーパーに行った帰りに下見した。バスターミナルの近くにもキャンプサイトがある。 多分この国の一番お安い宿泊はキャンプだ。
バスは、定刻通り出発。これは珍しい。 手を挙げれば止まり、降ろしてといえばOKする。時々リクエストに応えてタクシーのように乗客の宿まで送り・・・なんてことが当たり前のアイスランドのバスに「きっちり定刻」はない。 はやく出ることはない、たいてい5分から10分遅れる。 連絡のバスを待っていて出られないということもある。 でも渋滞なんかない国なので、最後に辻褄は合うようだ。
人家がなくなると道は未舗装。右は海と絶壁、左は草木の生えない岩山となる。ドライバーは慣れた調子で走っているが、いつもの通り一番前の席に陣どった私はハラ、ドキ。 東は、レイキャビク周辺に比べるとずいぶん、未開という印象だ。 時々現れるのは、牧場だ。 ファームステイの旗が立っていたり、YH、サマーゲストハウスになっていたりする。 バスの車窓から見る限り夏のアイスランドは「国中総宿屋化」している。だから、不便だとか、ゴージャスがいいとかいわなかったら、何日か前に予約すればねぐらは確保できそうではある。 観光客の少ない東アイスランドのはしっこや、交通の便が悪い北西アイスランドのイーサフィヨルズル<Isafjordur>辺りだったら、予約なしの飛び込みでも宿はありそうだ。 昼近くブレイズダルズビィーク<Breiodalsvik> で、ランチタイム。三十分ほど停車となった。ここで「子どもの石売り」を目撃した。
☆★☆ ガキンチョたちの石売りウオッチング ☆★☆
晴れ上がった空からお日様の光がさんさんとふり注いでいる。小さな港町の景色はのどかで美しい。空気は透明でうまい。
そんな町のカフェテリアの前。 子どもが四、五人、石を並べて売っていた。見れば、クオーツやメノウ系の貴石である。 小さな値段札がついている。 しゃがんで確かめると、小さいものが1つ100クローネくらいからだ。緑色の縞が入っている大きな石は、500クローネから、800クローネもする。 そばには、石は売っていないけれど、弟の子守をしている子も並んでニコニコしている。 どの子も、のどやかな顔だ。 「年はいくつ? この石は自分でとってくるの、山にあるの、それとも海?」 女の子が手の指で8を出す。「八歳」ということなのだろう。 男の子は「山」を指した。これは「山で採った」だ。 「あなたが?」 とさしたら、彼、大きくうなずいた。 私の使う英語は中学生レベルだし、意味は分かってくれたみたい。ただ、いえないのだ、ね。 そこへ、お母さんの車で、もう一人男の子がやってきた。日本のママは、塾へ子どもを送り迎えするが、アイスランドの母親は、夏休みの小遣い稼ぎのために観光客の乗ったバスが停車するお店の前に子どもを送迎するようだ。 子どもの自立のためには、こっちの方が健全な気がする。 だって、テストの点でしのぎを削るより自分の採ってきた石を売ってお金を得る方が達成感と満足感はあるもんね。 知らず知らずにいろいろな人<外国人>にも会えるし。日本でも、成田空港の出発ロビーに「子ども売店」かなんかつくって子どもに店番させたら、生きた国際理解教育になるんじゃないの。 おっと、話がそれた。
ママに送られてきた小太り気味のボクちゃん、カフェテリアのどまん前に、バケツの石をじゃらじゃらあけると座った。 行ってみると、値札も付いてない。これじゃ、売っているのか、遊んでいるのかわからん。 しかし関心を示した私に、彼は「あんた英語はなせるの?」と生意気な口をきく。「話せるよ、あんたくらいにはね」と言い返したら「ふーん、じゃ、この石買わない、1つ100クローネ」。 彼の石は、白っぽいクオーツ系がほとんど、色のきれいなものはない。妥当なお値段だろう。 私は、「いらないよ、だけど彼らを見てきたら。値札をつけるといいよ」と思わずお節介。 ボクちゃんは、ん?という顔で、先発グループを見に行った。そして戻ってくると「ボク紙を持っていないから、だめだ」と言う。 「じゃ、あの子たちのそばに行って並べると、君も石を売っているとわかってもらえるよ」とまたまたお節介2。こういうの、イヤミな「元先<モトセンとよむ。元教師の意味>根性」というのかも。
しかしボクちゃんは私のいわんとすることを理解したようで、素直に石をまたバケツの戻すと彼らのそばに移動した。 よーし、いい子だ。 時々カフェテリアからでてきたバスの客が冷やかす。しかし結局なにも売れなかった。バスが出るとき窓から手をふると彼らも応えてくれた。 1日に何回ここにバスが止まるのか知らんが、売れるのかな。石は好きだが、やっぱり「持ち出し禁止」のこの国の法律が気になる。 それと、どうせなら買うより採るの方がおもしろそう、宝探しだもの。
うん、アイスランドの子は、いい夏休みしている。
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石売りの子どもを眺めていたのでお昼を食べ損ねた。バスの中でサンドウィッチを食べる。 やがてバスは、終点のエイイルスタジールに着いた。 アークレイリ行きの時間まで2時間もある。乗り換え待ちの人たちは、芝生にひっくり返ったりご飯を食べたりのんびりと待っている。 天気がいいので最高だ。 このバスターミナルは、周辺に、キャンプサイト、ツーリストインフォ、スーパー、銀行、ちょっと歩くと郵便局と何でもある。 便利である。 東部アイスランドの拠点となる町だ。 あちこちウロウロしていたら、あっというまに時間がたった。アークレイリ行きの時間だ。 ここからの道は、リングロード1でも一番の悪路だという。 さてさて、どんなもんであるか。
人家がなくなるとまたまた未舗装。さらにアップダウン。 びっくりしたのは、山岳地域の景観だ。草も木もない。今火山活動が終わったばかりという感じの山と平原が続く。 地球じゃないほかの惑星みたい、はたまた、創世が終わったばかりの原始へタイムスリップしてしまったと言ったらいいのか。 とにかく私がまだ見たことのないケッタイな景色だ。草がないので羊もいない。不毛。こんなとこで迷子になったら死ぬだろうな。
やがて、ミーバートン湖が見えてきた。大きい。空の色が湖面に映ってきれいだ。ホントはこの周辺に泊まりたかったんだけど、宿がどうしても取れなかった。
ここも、人気の観光地なのだ。アークレイリにいる間にまた来よう。 ほぼ時間通りにアークレイリのバスターミナルへ着いた。 「YHの場所は?」とドライバーに聞いたら、歩くと20分くらいかかる、そちらに行くし送ってやるという。 それを聞いて喜んだのは、ドイツ人らしい若い女の子ふたり組だ。聞けば、彼女たちもYHへ泊まるという。
バスは、ほかの客を降ろすと、町のメインストレートをとばす。けっこうはずれにYHのマークが見えてきた。
着いた。やれ、やれだ。疲れているし、夕食は、近くにあったドミノピザを買ってきて済ませた。 直径18センチくらいのSサイズが800クローネやっぱり高い。 明日はスーパーで買い物して、また自炊するぞ。
同じ部屋の、一人旅しているドイツ人の女の子が「ストライキ」が3日前に終わったことを教えてくれた。 よかった。 このままフルサークルチケットで旅行が続けられる。
>>>>>>> 2月20日 本日のできごと >>>>>>>>
郵便局だの銀行、本を返しに・・とかやっていたら夕方になった。 やろう、と考えていた半分もやっていない。 婦人公論とか、旅とか、月刊へんろとか・・雑誌を読んで時間が過ぎた。 へんろが今月で休刊だ。いい雑誌だったのに残念なことだ。
今日もやたらにキムチご飯が食べたくて、キムチを買ってきてしまった。体がキムチを欲しているんだよなあ・・なんなんだろうか。
兵庫のお遍路でご縁ができて文通させていただいているNさんより来信。ゴーヤマンをいただいた。かわゆい。
心に秘めたものがあり、ちょっととんでもないものをネットショッピングで買ってしまった。まだ秘密・・・。
今日やり残したものは難易度の高いモノだ。めげずにこれから少しでも片づけたい。と、一日の終わりにまじめになってしまった私でありました。
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