2002年02月14日(木) |
第51夜 アイスランド一周に出発しよう・・ |
7/13<木・晴れ> サルベーションアーミー泊
何しろここサルベーション・アーミーも2泊のみ。3泊目は満員だと断られた。14日にはスタートしないとまた宿探しが待っている。 そんなわけで 昨夜、美しく明るい夜空を見ながら「予定」をたてた。今日は実行あるのみだ。
今日の予定 ☆ツーリストインフォで、YHの予約を入れてもらう。 有料だが仕方がない。<レイキャビクYHは、結局忙しくてやってくれなかった>ここサルベーションでも、予約なしで夕方に来たお客はみんな満員だと断られていた。 いつも行き当たりばったりの私だが、どうも危ない。野宿してもいい感じの治安のよさだが、寒さを考えるとちょっと、だ。私もそんなに若くないもんね。
☆長距離バスターミナル<BSI>に行って「アイスランド一周バスパスポート」を手に入れる。
☆行きたいところを検討して予定を立てたら、どうやら一ヶ月はいらないようなので、出国を早める。 オランダ、アムステルダム行きの飛行機のチケットをもっと早いものに変更できるかをアイスランドエアで訊く。
ツーリストインフォはホテル探しの旅行者が現れない朝のうちが空いている。 旅の予定メモを見せて「私は英語が話せないからYHや、ゲストハウスに予約を入れてほしいの」と頼んだ。 「今しゃべっているじゃない。自分で電話した方がいいわよ、情報はあげるから。ここを通して頼むとお金がかかるけど」
昨日の女の子たちもそうだが、アイスランド人の経済観念はなかなかとみた。 「今はあなたの顔を見て話しているからいいけど、電話は自信がないの。お金のことならOKよ。一人旅だし、ベッドがなくてアウトドアスリーピングはしたくないから」 彼女は了解してアイスランド一回りの宿探しを手伝ってくれた。
1つ紹介ごとに400クローネは、北欧のどの国よりも高い。しかし「安全料」だと思えばである。どうしてもとれなかったのは、ヴァトナ氷河<Vatnajokull>の直下にあるスカフタフェル<Skaftafell>と、北アイスランドのミーバートン<Myvatn>湖畔である。どちらもアイスランドでは、チョー有名観光地だ。
「今アークレイリ<Akureyri>から、ファルマヒルズ<Varmahlio>の間がストライキで不通なの。アークレイリから先は、今、予約しない方がいい」 「ストライキ!」 「そうよ、知らない?」 「知っているけど・・・」 アイスランドの観光シーズンは6・7・8月である。それなのにどうして「ストライキ」なのさ。労働者が権利を主張するのは全然かまわんが、その辺がわからん。 「ストライキが早く解決すればあなたはアイスランドを一回りできるわ」 OK、神様にお願いする、といったら彼女もそれがいいわとニヤリ。てなわけで北部アイスランドのアークレイリまでのYHの予約はGET。しめて1200クローネだ。
アイスランド・エアは、バスセンターから112番バスで行って、クリングラン<Krinnglan>ショッピングセンターの中にあるとインフォのオネエさんは教えてくれた。 このショッピイングセンターはでかいし、おしゃれなお店もある。まあアイスランドの人口の半分以上が首都の近辺に集まっているというから、こういうものもアリなのだろう。しかしせっかく行ったのに変更はだめだった。 ディスカウントチケットだからというのだが、それでも九州を正規料金で往復するくらいの金額を払ったのに・・・なんてこったい。
最後はBSIバスターミナルでバス一周チケット購入だ。やっぱりストライキのことを知っていても買うのか、と聞かれた。 「おうさ!」である。これですべて完了だ、やれやれ。 帰ろうとしたら日本人らしき女性三人に出会った。 めずらしい。
{日本人女性三人と話す} どちらからですか。 親子三人で旅なんです。予定は10日。母は、日本、千葉からなんです が、姉はアメリカから、妹はイギリスから。 失礼ですが、お父さんは? 日本です こちらへ直行ですか。 ロンドンから。安かったんです、チケットが。 空港近くのブルーラグーンのホテルにいたんですが、こんな寂しいとこ に何日もいたくないということで、レイキャビク早めに来たんです。
>>>>>>>>2月14日 本日のできごと >>>>>>>>>
まじめに仕事。本の最終校正と、うしろにつけた情報の電話の確認とチェック。 一回だけコピーで外に出る。風はつめたいがいい天気。しばらくはどこにも行かない。とは決めているものの、やっぱり旅の空が好きな自分を再確認。 親戚のマミちゃんにお祝いにもらった百合が芳香を放っている。
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