世界お遍路 千夜一夜旅日記

2002年01月28日(月) 第34夜 チェンマイからバンコックで考えた  

 毎日の雨。ほとほといやだね。
 雨が好きって人がいるけど、あたしはぜったい「太陽の子」だと思いますね。
 でも、お日様が好き・・いいけど、これは文学的じゃないなあ。
 
 今度は乾期に来る。そして象トッキングでタイの山ん中を歩くぞ。
 と決心してホテルをチャェクアウトしました。
 エアコンつき、乗ると一番前に黄色い衣を着たお坊さん。私のチケットを取り上げて、ここへ座れと自分の後を指します・・なんなんだあ?でも、みんな彼に従います。
 ヤッパ、タイはお坊さん、エライだわ、切符もふつうのと色がちがっていたし。
 
 チェンマイ着12時30分。
 大降りの雨。
 例のごとくタクシー運転手がわらわらとよってきました。30バーツのところ<ツーリストインフォのおネエさんがそういった>を60とかってふっかけます。
 そんなことで、彼らを蹴散らして、ソンティオに乗車。20バーツのホテルちかくまで行きました。
 ふっかけられなかったのは、ひとえに教養ありそうなタイ人のおじさんが降りるときに運転手に声をかけてくれたおかげ。感謝。

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 ホテルのレセプションのニイさん、メーサイはどうであったか、とききます。
「エブリデイ、レイニイ」
 と私が一言答えると、彼、笑いました。
 雨が、私から「やる気」みたなもんを奪っている・・部屋でしばらくごろごろしてから町にメールチェックに出かけました。
 
 夕方。
今日は祭りなんです。
. 雨期終わる前祝いのような灯籠流し祭りです。
 食事をして、タイ式足マッサージをして気持ちよくなったところで、ピン川の近くに行きました。
 花やヤシの皮を使って実にきれいにデコレートされた灯籠流しの花舟。そこにお線香を立てて川に流すのです。あちこちに売っています。家族や友達、学校仲間がにぎやかに楽しみながら売っているのです。私が話しかけた高校生の男の子たちは、花舟を売るよりも爆竹を飛ばすのを楽しんでいたもんね。
「売れたの?」ときくと笑いながら「売れない」。私もあはっは。
 なんかすてきな祭りです。
 ロウソクの明かりの中で笑顔が揺らめいているのです。

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 ナイトバザールをウロウロしていたら、「日本のエイズ患者とタイのエイズ患者のかいがつくっているお店」というのにぶつかりました。
テディベアやバッグ、藍染めなどを売っています。
テデイベアが売りらしいのですが、私にはここのテディの顔がどうしてもダメで、藍染めやバッグを買いました。
 テディベアはむずかしいですね。生活がでたらダメなんですね・・・夢、売るんですね・・そんなことをかんじました。
ボランティアで店員をやっているという若い女性はすてきな笑顔の方でした。

 お腹具合がよくないのにまたビールを買ってしまいました。
 タイのビールはうますぎる・・・

 ナイトバザールにあやしげなお店もたくさんあります。そこのきれいなおネエさんたちに沈没している欧米系の男の姿が目立つ夜でした。

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バンコック。
北より暑い、雨は夕方のみでした。
タイの雨期は去ろうとしていました。
 空港で予約したスクンビット通りの安ホテルに投宿。
 昼寝をしてから、夕方近くエンポリウムにお寿司を食べに出かけました。
 
 北から帰ると、バンコックの町がバブリーに見えます。 
 
 ホテルの受付にいたおばさんは愛想がないけど、悪くはなかった・・しかし、一晩中ひっきりなしにエレベーターが動いていたのがどうにもあやしい・・・。
 おヒマなタイは、若いタイ女性に沈没している男が目立ちます。
 

>>>>>>1月28日 本日のできごと>>>>>>>>>>>
 
 朝、松山のTさんからのメールならぬFAXで、起きる。彼女、ウイルス感染からメール恐怖症。立ち直っていない。ワードだけでいい、もうインターネット止めようか・・なんて。そんな。
 徳島行きのお金の振り込み、校正原稿の発送、などなどしていたらお昼になった。
今日こそシグマリオンを立ち上げると始めたもののアクセスポイントがわからず立ち往生。
 時間切れで夕方渋谷。T出版のY氏に農系の本の提案。
 月がきれいな宵。
「和歌山あたりで見る月とくらべると、この辺でみる月は大きさとか全然違って同じ月とは思えないですよね」
 Y氏の言。
 わかる。私も四国の夕日と、うちの窓からの夕日が同じ太陽とは思えないことがるもんなあ。
シグマリオンの設定するぞい。
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