おひさまの日記
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2009年10月24日(土) きらきらしいたけ

abuのお父さんからしいたけが送られてきた。

段ボール箱ふたつに入っていたしいたけは、
ダイニングテーブルに出してみると、
テーブル一面がしいたけになってしまうほど、
たくさん、たくさん、あった。

そんなたくさんのしいたけ、見たことがなくて、
きゃっきゃとはしゃぎたくなるほどだった。

みずみずしくて、傘も開き切っておらず、新鮮なのがわかる。
スーパーで見るくたびれたしいたけだって結構するのに、
こんなの買ったら一体いくらくらいするんだよ!?
って思うほど、立派なしいたけだった。

そのしいたけは、お父さんが山で作ったしいたけ。
朝早く起きて、山で穫ってきたしいたけを、
段ボール箱に詰めて送ってくれたそうだ。

abuのお父さんが、仕事前に早起きしてしいたけを穫って、
ひとりもくもくと段ボール箱に詰めている姿が浮かんだ。
遠くに移り住んだ息子と、1度しか会ってない嫁と孫のために、
しいたけに込めたその気持ちを思う時、
切なくてあったかいものが胸にこみあげる。

少なからず、親子って色々ある。
私と親もある。
abuと親もあるだろう。
でも、やっぱり親子。

私達は、新鮮なしいたけを網で塩焼きにして食べた。
新鮮だからこそできるシンプルな食べ方、生焼き、なんて贅沢。
腕を振るったのはabu。
アンナにはツナマヨを乗せて焼いたスペシャルバージョン。
3人でたくさんのしいたけをあっと言う間にたいらげた。
おいしかった!
本当に、本当に、おいしかった!

しいたけもおいしかったけど、
お父さんの気持ちがなによりのごちそうだった。

たくさんの葛藤の中で、時には傷つけ合ったこともあるだろう、親子だから。
けれど、届いたしいたけには、
お父さんのabuへの精一杯の思いが詰まっていた。
遠く離れて息子を思う父親の言葉にならないあったかい気持ちが。

受け取ったのはただのしいたけじゃない。
愛がいっぱい、
言葉にならない愛がいっぱい、
大切な、大切な、きらきらしいたけだった。


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