おひさまの日記
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お客様に注意を受けた。 お詫びをし、月曜日に対応することになった。 厳しいお客様だった。
その人が声を張り上げた時、ぴーんと緊張感が走った。 理不尽に怒鳴り散らすのではなく、 理にかなったことを、言うなれば、とても高度なことを要求してきた。 うっ…と思ったし、そこまでする必要があるのかとも思ったけど、 接客業においてはとても大切なことだったし、そこまでできれば立派なもんだ。
勤務を終えると、車が停めてある実家まで、暗い気持ちでとぼとぼ歩いた。 叱られるのはやっぱりこたえる。
歩きながら思った。 緊張感って大切だな、って。 仕事にも慣れて、なんとなく毎日を過ごしていた私には緊張感が欠けていた。 もし、私が緊張感を持って仕事をしていたら、 ひょっとしたら、お客様が要求してきたことが、 事前にできていたかもしれないと思った。
そう思ったら、私の生活全般に緊張感が欠けているような気がした。 仕事だけでなく、プライベートでも。
緊張感が欠けると、気配りが欠ける。 できることもやらないでしまうなぁなぁさが出てくる。 だらしなくなる。 相手に対して遠慮がなくなり、礼を欠く部分も出てくる。
仕事に対してもそうだし、家族や大切な人に対しても、 そんなふうになっていなかっただろうか、と、自分を振り返った。
そうだ、そうだよな、最近、自分の生活全般において、 何に対しても、誰に対しても、そういう傾向があったような気がする。 うん、あった、あったよな。
反省した。
昔、自動車ディーラーの営業をしていた頃、店長がよく言っていた。
「緊張感を持って仕事しろ」
と。 ああ、本当にその通り。 その言葉の重大さが、十数年経ってしみるなぁ…
まずは家族を大切にすることを改めて意識していこうと思った。 そう、緊張感を持って。 気を使い過ぎて張り詰めて疲れるような、そういう緊張感じゃなく、 相手に対して気配りを忘れない、礼節を持って接する、そんな緊張感を。 そして、仕事にも、私に関わる周りの人にも、同じようにしていこう。 色々なこと、初心に戻って、またやっていこう。
そう思えた今日は本当にいい日だった。
abu、アンナ、お母さん、 ごめんね、私、遠慮がなくなって、イヤな思いさせてなかったかな。 また明日から素敵な奥さん、ママ、娘になれるように、頑張るよ。
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