おひさまの日記
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2004年09月27日(月) |
本当の気持ちに出会う瞬間 |
自分の本当の気持ちに出会う瞬間というのを、 きっと、誰もが無意識に体験していると思う。 そして、無意識だから忘れてしまっているかもしれないけれど、 それは、それは、ものすごい瞬間なのだ。
不愉快だったり、腹立たしかったり、 ちっ、なんか面白くないなー、そんな気持ちの時、 人はきっとひたすら不機嫌なんだと思う。
イライラしてみたり、無気力になってみたり、どんよりしてみたり、 なんか、なんだかなー、みたいな、そんな感じになるんじゃないだろうか。
そして、何かのきっかけで、そんな気持ちや感覚の、 もっともっと奥にある本当の気持ちに出会う瞬間、 なにかがほどけていくような感覚になるのだと思う。
炭酸の泡がシュワー…って表面に上がっていくみたいな。
さらさらと何かが自分の中で流れ出し、 「よく見つけてくれたね」とでも言われたような感覚。 腑に落ちたような、なんか、とってもスッキリした感じ。
人の気持ちのスイッチってのは人それぞれで無数あるけれど、 そのスイッチ押されてポコンって生まれちゃう気持ちって、 実は誰でもほとんど同じ。
自分を無視されたように感じたり、 自分をないがしろにされたように感じたり、 自分を否定されたように感じたり、 自分を見下されたように感じたり、 自分を拒否されたように感じたり、 自分をコントロールされたように感じたり、 そういうことがきっかけで生まれてくるのは、 まず怒りとかそんな感情で、 その結果、イライラしたり、無気力になったり、どんよりしてみたり。 そして、更にその下にあるのは、悲しみや寂しさ、満たされなさだ。 絶対と言っていいほど、私達の痛みの根源はその感情だ。
それは、生まれ出ることができないから、 ずっと私達につきまとい、影を落とし続ける。
一番奥にある、悲しみや寂しさ、満たされなさに気付けた時、 本当の気持ちに出会う瞬間、 私達はもう暗い感情の終焉を迎えている。
そんな体験が誰にもあると思う。
誰かに思いがけないあたたかさや理解、共鳴を与えられた時、 自分を守るために張り巡らされていた壁が崩れ、 そんな瞬間がやって来たこと、なかっただろうか?
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