おひさまの日記
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2004年09月10日(金) 「戦わなければ恐怖は消えぬ」

「北斗の拳」は名セリフがいっぱい。
私が特に好きなのは、ラオウの、

「戦え、戦わなければ恐怖は消えぬ」

というセリフだ。

深いなー。

あれは世紀末の乱世という架空の物語だけど、
現実の私達にだって戦わなきゃならないことはある。

戦いと言っても人と傷付け合うことじゃない。
自分との戦いだ。
逃げてきたこと、妥協してきたこと、
あきらめたこと、臆してたこと、
そんなものに向かい合うという戦いかもしれない。

どんなものであれ、そこにある混沌としたものは、
向かい合い、挑み、取り組まない限り、そこに存在し続ける。
「戦わなければ恐怖は消えぬ」
自分を脅かすもの、蝕むものへの恐怖は、
それに向かい合い、なんらかのアクションを起こさない限り、
そのままそこに半永久的にあり続けるのだから。

けれど、戦っても、戦わなくても、いいんだと思う。
どちらを選ぶかは自由だ。
自分がどういうふうでありたいかで、決めればいい。

私なら輪郭のない不安や恐れに呑まれていくのはイヤだな。
呑まれて人を嫌いになったり憎み続けるのはイヤだな。
呑まれて自分の状況を最悪だとしか思えなくなるのはイヤだな。
それをぬぐい去るためになら、勇気振り絞って向かい合うよ。
そして、真実を探すよ。
とても怖いけれど。
じっと怖がっているより、そういう怖さの方がまだいい。

そうすれば、ラオウが言ったみたいに、
最終的に恐怖は消える。


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