おひさまの日記
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2003年02月16日(日) すぐ近くの秘境

ダンナも留守の今日、アンナを連れて近所のお風呂屋さんに行った。
そのお風呂屋さんにはジャグジーやサウナ、露天風呂もあるし、とてもキレイ。

ジャクジーで遊び、温まった後、露天風呂に行こうとドアを開けた。
すると、雪が降っているではないか。
アンナと私はおおはしゃぎ。
空からは雪がこんこんと降ってくる。
私達は温かい湯につかりながら、
刺すように冷たい空気の中を舞い降りてくる雪を眺めた。

湯気で辺りは真っ白で、2メートル先は曇って見えない。
まるでどこかの温泉に来たみたい。
とても幻想的。
見上げると、灰色の空に白い雪。
近くの雪は大きくて、遠くの雪は砂粒のように見える。
くるくると舞う雪、意識が遠く空に飛んでいきそう。
少しの間現実を忘れた。

帰りに車に乗る頃には、雪は雨に変わっていた。
ほんのわずかな間の雪のパフォーマンスを、私達は露天風呂で味わったのだ。
なんとなく、お風呂に行きたいな、そんな気持ちに正直に行動したら、
とっても素敵な贈り物を受け取った。
すぐ近くの秘境。
天使の羽が舞うような雪がくれた日常の中にある意外な贈り物。


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