鈴木めぐみの徒然マンガ日記
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もうすぐ選挙。安倍幹事長の就任で、自民党の勝利は確実!?でも、ちょっと前なら「そんなの通らないでしょう!」と思うような法案が、どんどん成立しているのが、子を持つ身としては怖くてしょーがない。
山岸涼子さんが『中東派兵について一言』(プリンセスコミックス『笛吹き童子』収録)でこんなことを書いていたのを、以前bk1のコラム で紹介したことがある。
たとえ世界中の人々が卑怯・弱虫と声高に叫んだとしても だからこそ戦争に一切荷担しないと宣言する事こそ本当に勇気ではありませんか!!
残念ながら、本来ならあくまでも冷静に判断すべき人たちが、実はいちばん戦争したくてウズウズしているように見えてならない。ハナ息が荒いのは、実際に戦うのは自分や自分の家族じゃない、というのがわかっているからか……。そんなわけで、映画というメディアや、マスコミを利用して、戦争へと民衆を駆り立てていく『愛のように幻想りなさい』(石塚夢見)のような話が、現実にもひそかに進行しているのでは?と不安になる今日この頃。
思えば、70年代少女マンガには、戦争モノがずいぶん描かれてきた。巴里夫の『赤いリュックサック』『疎開っ子かぞえ唄』や、大島弓子の『戦争はおわった』、木内千鶴子、鈴原研一郎etc、etc……。それだけに、戦争の経験はなくても、その怖さは十分に刷り込みされている。私自身は特にヒイキ(?)の政党があるわけじゃないけれど、子供を戦地にやらずに済むような選択をしたいと思ってる。
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