鈴木めぐみの徒然マンガ日記
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全部はそろっていないけれど、うちの本棚には「ぱふ」の「まんがベストテン」号が並んでる。思えば最初の一冊は、中学時代に友達がくれたんだった。「78年度マンガ界総決算号」と銘打たれているその雑誌を、「マンガ」は読んだことはあっても「まんが専門誌」は初体験だった私は、興味津々で読んだ記憶が。たまたま「まんがベストテン」号だったので、前年の少女マンガ状況が総括してあるし、ベストテンでは大好きだった『綿の国星』 (大島弓子)や『はみだしっこ』 が上位に載っているしで、読み応え満点! ちなみにこの年の長編部門ベストワンは『カリフォルニア物語』 (吉田秋生)、短編部門ベストワンは『綿の国星』(このシリーズは短編扱いだったの。ちなみに2位には、同シリーズの『ペルシャ』がランクインしている)。そう言えば、この年は圧倒的に少女マンガが強くて、上位で少年マンガと言えば、『アタゴオル』 シリーズと『すすめ!パイレーツ』(江口寿史)くらい。萩尾・大島・竹宮の御三家の名前が順位リストのあちこちに載っているこの頃って、やっぱり少女マンガ黄金時代だったことを改めて実感!
その後はウィングス系作品や少年マンガが盛り上がっていって、2002年分を見ると、いわゆる少女マンガでベストテンに入っているのは『フルーツバスケット』 (高屋奈月)と『遥かなる時空の中で』 (水野十子……ってこれは少女マンガというよりゲーム系なんですが)のみ。やっぱりちょっと淋しいぞ。まあ、「ぱふ」読者層の好みというのもあるから、これが即ち一般的なマンガベストテンとはいわないけれどネ。
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