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映画、音楽(洋バンド)、車、スノーボードが大好きな「i against i」の雑記帳。

2004年09月07日(火) 映画所感 エンゼル・ハート

1987年のスリラーサスペンス。

出演はミッキー・ローク、ロバート・デ・ニーロ。

舞台は1950年代だったかな。

ミッキー・ローク演じる私立探偵の下に怪しい富豪のロバート・デ・ニーロが

ある失踪した人物の捜索の依頼を持ち込むことから始まるこの映画。

調査をすすめていくうちに次々と起こる殺人、悪魔崇拝の怪しい宗教者等

段々深みにはまっていくミッキー・ローク。

ラストは何とこんな展開だったとは。。。

この映画のストーリー展開と意外性には、昨今のトリッキーな映画で慣らされた方々も

想像つかないような展開だと思います。フロム・ダスク・ティル・ドーンのような

超トリッキーな展開とはまた違いますが。。。あれは反則です(笑)。

映画は全体的に陰鬱な空気に包まれており、スリラーサスペンスの臭いを

プンプンと漂わさせているところがまたグッドです。

Best Of スリラーサスペンスみたいなので「羊たちの沈黙」をよく見かけたりしますが、

僕はこの「エンゼル・ハート」が自分の中でのスリラーサスペンスの原点的な作品なんです。

この映画で免疫をつけられたので「羊たちの沈黙」を観た時もさほどはくるものがなかったというか。。。

そうそう、この映画を観て横溝正史の作品を観ているようなそんな錯覚にとらわれたっけ。

アメリカ映画だけど「和的な怖さ」を味わいました。

ちょっと惜しかったのがロバート・デ・ニーロ。

悪魔をイメージさせるような役作りはわかりますが、

少し大袈裟だったんじゃないのかな。

役名の「ルイ・サイファー(=ルシファー)」に悪魔のような尖がった長い爪。。。

いかにもって感じだった。もう少し捻ってみてはと。。。

ま、なんにせよ僕にとっては「羊たちの沈黙」と並んでスリラーサスペンスの

クラシック映画なんです。

スリラーサスペンスで飽食している方がこの映画を観てなんというのかな。


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