七転八倒 〜彩音の日常&育児日記〜
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2018年03月17日(土) はい、次。

午前中、旦那にも同行してもらい、アトリエ部屋に行った。

旦那は階段の上までで、一度も部屋に入ったことはなかったのだが、想像を超えていたらしい、大家さんの技術のなさ。

なんと私も今日まで気づかなかったとんでもない危険なこと。命拾いをしたかもしれない。
旦那が「これ、落ちてきたらどーすんだよ?!」と驚愕していた。
電気の重いホーローのシェードが梁のネジに針金1本で引っ掛けられていただけでなく、そのネジが
指で回しただけで引っこ抜けたのだった。

それ以外にも、バスルームのフェイクの電気も、ガラスの重いシェードが針金1本でぶら下げられていただけだった。

上から重いものが降ってくるかもしれない恐怖。アーティスティック、見た目重視はよくても、安全性というか
基本的に住環境として機能がなく、危険満載。

大家さんがやってきて、今までリストに書いたことを全部伝えた。
が、暖簾に腕押し、糠に釘。的外れな答えしか返ってこない。自分で直す的な答えしかなく、それも的外れ。
思わず旦那が「いやいや、そういうことじゃないでしょうよ!!」とツッコミを入れていた。

私は思わず発作のようになり、しゃがみこんだ。旦那が気をつかって、外に空気吸いに出た方がいいと言った。

もう書き連ねることすらこっちの方が恥ずかしくなる。カーテンレールが下がってるのを直すのに、
「L字金具の小さいのがあるんで、それを今度持ってきますよ。それで下から支えれば大丈夫です」
ハァ?!素人のあたしでさえ、ちゃんとカーテンレール用の支えるやつ取り付けるよ?
だいたいL字金具付けたら、そこでカーテン引っかかってそれ以上閉められないじゃん!いちばん端っこに付けたって
カーテン端っこまで行かなくなるじゃん!!アホ?そういうこと考えられないの??
それとも、カーテンレールの上からL字金具でムリヤリネジ穴利用して取り付けようとしてんの?
ネジがカーテンレールぶっ壊すのが関の山だよね?

だよねぇ、雑貨屋のおねーさん言ってたもん。ありえないところによけいな釘刺しただの、勝手に店舗のシェードの色
決めようとしただの。全部自分の趣味の押し付け。独特のアート感。でもアートだけで技術がなきゃ住むことはできない。
もしかして本当の大工じゃなくて、電気関係も免許がないとやっちゃいけないとこまでやってたりして?ありうる。(-_-;)
水回りだって大事な部分だから、業者に頼むのがふつうの良心的な人間だ。
業者だって、ヘタなとこに頼むと水漏れ起こすの、このマンションの近所の家でも聞いて知ってる。

要は、大家ってダテに金持ちだから、よけいなとこに金使いたくないんだよね。そういうカーテン金具を取り寄せたり
することすらもったいながる。そこらにあるものでどうにかなればいいと思ってる。
全部の大家がそうだとは言わないが、この大家はそうなのだ。
それと、絶対に業者は使わない。自分ができなくてもできると言う。業者を入れたら金がかかるからだ。

お金を出して人が住むんだよ?その人の安全はどうでもいいのか?言語道断。

先日の水漏れも、その後水がたまっていないため、原因は突き止められなかった。大家は無駄にペンキを塗ったり、
コーキング材を塗っていた。

あの大家は曲者って雑貨屋のおねーさんたちに聞いていたけど、自分でも聞くまでもなく体感した。
大家さんって多かれ少なかれ土地持ちの金持ちだから、何かしら変わってる人が多いとも聞いた。

午前中、ほっといたらずっと大家が的外れな作業をするので、午後用事がある(旦那は実際出かける用事があったため)と
切り出してどうにかそこから去った。

こっちの話を聞いちゃいない。都合の悪いことは聞かなかったことにする。
まさかあそこまでひどい物件だとは思わなかった。
以上が旦那の率直な感想だった。

午後、他の希望物件を外からでも見ようと散歩に出ようとした。すると出かけていた息子から電話。
スマホを落っことして割れてしまったと言う。

あぁ、なんでみんな邪魔すんの?私の好きなことするのはそんなに無理なことなの?
しかたなく息子と合流。今の時期ドコモショップは、ご新規さんが多いのでものすごく混んでいた。
結局電話で取り替えの申し込みをした後、窓口で新しいものが届くまでの間の代替品申し込みをした。
待たされた挙句、電話申し込みだと息子本人が電話で受け答えしなければならず、ああいう子だから理解力が乏しく、
ものすごく汗をかいた。よけいなエネルギー消耗。なんで落として壊すんだよ?!と待ち時間説教して、
こっちの精神状態ボロボロ。

その後、どうしても行きたいと、いつもの不動産屋に息子を連れたまま向かった。
第一希望の物件の申し込み。明日午前中、連絡をもらうことになっている。まだ前住民が居住中なため、
その人がいつ部屋を出るのか内見できるのか、訊いてもらって段取りしてもらう。
あとは保証人ではなく保証会社要。今時はどこもほとんどそういう傾向なのだそうだ。審査通るんだろうか?
自分が働いておらず旦那がリタイアだと厳しい。現役サラリーマンにはかなわない。部屋を借りるのでさえ
この立場だと選択肢が狭まることが増える。肩身が狭い。

だめだったら次、って行くしかないですね、と不動産屋。ここでも大家の独断で決まることもあるから、
なんとも理不尽。あーあ、一発で決まるといいなぁ。

私も保証会社について少し調べた。
指定された保証会社は、多くの物件が使ってる有名なとこだけど、審査は厳しめだと聞いた。
不動産屋の話だと「そんなに厳しくないから大丈夫だと思います」とのことだが。
まぁクレジットの滞納とか今まで一切ないし、長年使ってきたクレジットの実績もあるから大丈夫だとは思うんだけど。

息子は、不動産屋のおにーさんがちょっと鉄だという話になったので、一気に親近感が湧いたらしく、
鉄道のウンチクを語り始めた。あーもーすみません、と私は苦笑い。

不動産屋に「お願いします」と言った後、店を出た。
息子「明日も一緒に行っていい?」と言い出した。別に鉄の話するわけじゃないから!(-_-)めんどくさい。(-_-;)

私の用事はものの20分程度。午後6時半慌てて帰宅した。即夕飯のしたく。

疲れるなぁ。何してんだろ?あたし。でもやっぱり自分の空間は欲しい。最善は尽くそう。
それでもどうしても見つからなかったら諦めよう。あまり自分の目標を下げて、どこでもいいから借りたいとなっても
それは癒しにならないかもしれないから。


追記。

今日息子から電話もらった後、駅まで向かうのにバス待ちをしていた時。
鳥さんたちがあちこちでピピピピ言いながら、えさを探して歩き回っていた。
そのうちに、2羽のスズメさんたちが、低木の枝と枝の陰に止まり、のんびりし始めた。
どうやら一休みだけじゃなくまあるくなってお昼寝をしているらしかった。そんな姿初めて見た。
私の気持ちをラクにしてくれるのは、笑わせてくれるのはやっぱり動物たちだ。バスが来たので、バイバイと心の中でつぶやいた。


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