七転八倒 〜彩音の日常&育児日記〜
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朝、夢を見た。めずらしく翔ちゃんが出てきた。 人ごみの中私のことを探していて、私が駆け寄ると、どこ行ってたんだよ?!と私をガードして、周囲から守ってくれた。 キラキラ映画のようだった・・・。話がひとつ書けそう。(^_^;)
市役所へ手続きに行こうと思っていたのだけど、だからか?市役所といえば、田村くんと影山だから。 息子の手続き関係で市役所へ行くことが多いから、そのごほうびとして翔ちゃんがあそこでロケしてくれたんじゃないか?って 思ってしまう。←アホ
早足で市役所まで歩き、さっさと手続きを済ませ、その後はちょうどバスが来たのであわてて乗り、 予約してあった7回目のナラタージュを観に行った。飲み物とサンドイッチを買って、ギリギリ開始前に食べ終わった。
もう一緒にセリフを言えるくらいになっている。涙もさすがに出てこなくなってしまった。 が、先生が「君が救ってくれたんだ」と言った時、突然涙が溢れ出した。最後の最後、葉山先生が立ち尽くしているところで号泣。 エンドロールは泣きじゃくってしまった。
今日は、なぜか葉山先生と泉に、両親を重ねた。うちの両親は先生と生徒だった、と何度も書いたと思う。 母が卒業して東京で就職し、からだを壊して故郷に帰ったのだが、その後20歳で父の元へ嫁いだ。(結局上京) 葉山先生のように奥さんがいたわけでもなく、父は初婚だったし、母との歳の差も6歳だった。
母が嫁いだのと同時に、祖父が祖母と再婚し、父は聞いてない、母は内心騙されたと感じ、波乱含みの確執へと発展していく。
父と母はそれでも幸せだったんだろうか?子どもに恵まれなかったから、私が縁あってあの家に行ったのだけど、 私は父と母の救いになれたんだろうか?そう思ったら、なんだかぐちゃぐちゃだけど、涙が止まらなくなった。
いろんな思いを呼び覚ます作品だよね、ナラタージュは。それだけリアルな人間関係を描いているということだよね。
それとは別に、ちょっと残念なことがあった。
始まってすぐに、なんとなくすぐにわかったのだが、しょうがいしゃのかたが介助のかたと一緒にやってきたようだ。 上映中ずっと、口をクチャクチャ、足をドンドンやっていたので、他の観客は相当気が散ってしまったのだろう。
帰り際、観客の1人の男が、係のおにーさんに、「最低なんてもんじゃない!こんなの初めてだ!金返してほしいくらいだよ!!」 と怒っていた。
その人が去ってから私は、おにーさんに近づいて話した。 「相当うるさかったですか?」と問いかけるおにーさんに、「初めて観るかたにはそうだっただろうなと思います、けど 実は息子にもしょうがいがあって、どちらかというとそちら側の人間で。そういう方々はたくさん見て来たので。 しょうがいのあるかたでも観たいと思ってくれたんだな、って思いました。いろんな人がいると思いますけど、 気になさらないでくださいね」と、私は答えた。
いつも少数派。だからこそ他の人が感じられないことを理解できる。それは私が生まれ持って与えられた力かもしれない。
しょうがいがある人は観るなということ?もしも自分に、身内にそういう人がいたら、同じことが言えるのだろうか?あの人も。 違うよね。経験してないから知らないだけ、怒ることはできないと思う。
今日はそういう人にムッとするというより、自分が人の理解できないことを理解できるということが、逆にうれしかった。 それが自分の力。息子の力。
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