七転八倒 〜彩音の日常&育児日記〜
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2017年11月09日(木) 息子出勤

やっと息子は平常業務へ。
息子の先日の様子を見ていたらとても無理だと思っていたけれど、大丈夫そうなので、息子のたっての希望だった
ごちうさ(ご注文はうさぎですか??)の映画のチケット予約をした。
ありがたいことに、息子の愛の手帳で二人とも割安で見れる。私の平日の会員価格と同じ。
とにかく1000円は安い。映画が身近になる。

最近は座席指定もネットでできるので、それを見ているうち、ふとナラタージュは?と見てみた。
まだやってる。小さい箱なのでいちばん後ろでもラクに観れる。かえって前の方は私はダメ。疲れてしまう。
他の方々は、歌広場席とか言って前の方で観ているみたいだけど、私には無理。でなくても葉山先生の涙は十分見えているし、
柚子ちゃんたちの小さな会話だって、ちゃんと聴こえてるよ。

ごちうさもいちばん後ろの席を取った。ラクだから。画面もさほど大きくなく、音も抑え気味で、あの映画館は耳に優しい。
バリアフリーにもなっているから、たぶんそういうことに気遣いがあるんだろう。

何度観ても泣く。6回目のナラタージュなので、それなりに場面展開も台詞もわかってきてしまっていて、
試写会のような号泣の連続はない。でも柚子ちゃんの母親のシーンでほろりと涙がこぼれた。
先日の息子の具合を見ていたら、何度も見てきた息子の命の危機をふと思い出した。それがあの母親の泣き崩れる声に重なった。
その後は、自然に涙があふれてきた。泉が葉山先生の髪を優しく撫でるところ。
やっぱり立ち尽くす葉山先生の姿を、私もずっとずっと観ていた。
あの姿にいちばん泣いてしまう。あれから現実に戻っていく先生の気持ちを思うと、逃げ場だったとしても
大切だった泉の存在を無くす決心をした先生を、私は忘れることはないだろう。

そんな気持ちで私も現実に帰った。また花を買って。仕事帰りの息子と待ち合わせて。息子はアクアの花丸ちゃんのフィギュアを
無事ゲットしてきた。昨日からゲーセンに並んでいたらしい。とにかくそれを目指して今日は出かけていた。(^_^;)

なんとなくからだがラクになったので、和風食材のシチューと野菜のいためもの(うちのごはんお世話になります)を作った。
自分なりに頑張ったつもりだったのだが、夕飯時、ふとしたことで旦那が息子に怒鳴った。
こういう時の怒鳴り方が尋常じゃない。怖い。「そういう言い方はやめてよ!」と私は言い返した。
人格障害があるんだろうなと思われるような言い方が、本当に怖い。
怖い思いをさせると、息子にはよけい悪影響なので、とにかくやめさせた。今日のことでまた息子は旦那を嫌いになっただろう。

父親を決して尊敬できないのは、私も同じだった。同じ思いを息子にさせてしまっている。
父親のそういう姿は子どもにとっては恐怖だ。私がいちばんよく知っている。
恐ろしいほどの言葉のDV。父の場合は、それに行動が加わっていたからよけい怖かった。
ビール瓶を投げそうになっていたり、実際に扉をはずして投げつけたり。嫌だった。だから・・・亡くなった時も涙は出なかった。
むしろ、ほっとした。不謹慎だけど。

今日映画を観ながら思ったんだった。時に自分の本心に背いて選択を誤ることもあるけれども、それも人生のひとつのできごと。
間違いも正解もない。その時はそのことが必要だったんだ。救いだったんだ。

人生が終わる時に帳尻が合えばそれでいいなと思う。いろいろあったけど、まあ悔いなく生きられたかな、と。
そのためにも、できるだけ自分の好きなことをしたい。

本当は今、自信をなくしている。午前中からお昼までで、短歌の本を一冊読み終えたのだけれど・・・
ツイにその中から今の気持ちにマッチしたものを、抜き出して書いた。反応があっても無反応でも私は戸惑うのだが、
やはり・・・無反応がつらかった。
今まで散々あちらこちらで騒ぎを起こしてきてしまったから、そうなってもしかたがない。自分が蒔いた種。

私はどうしたらいいのか?遠まわしに言われても理解できない。また「ご迷惑でしょうか?」とDMを送ってしまいそうで。
もう感覚を研ぎ澄ませて読み取るのも疲れた・・・。何をどう取ればいいのか?私の解釈はダメなのか?好きな歌を選ぶことを
私はする価値もないのだろうか?なんだかやっぱり疲れた・・・。

もしかしたら、私は美術の道を選ばなくてよかったのかもしれない。日々このような葛藤にさいなまれて、
どんどん自信を失っていったかもしれない。感覚の世界を評価するなんて、いったい誰ができるんだろう?

たまりにたまった歌集を読む力を振り絞ったのだけど、この先この本たちを読める自信がない。
読んでいいなと思っても、これがいいとつぶやいても、誰もなんにも・・・無反応が怖い。
でもこの前のような恐ろしいほどの数のいいねRTも怖すぎる。たった一つでいいんだよ、私は。
いちばん欲しい人からのたった一つを。そんなのあの世界じゃ無理か。

疲れた・・・。やっぱりツイなんかやるんじゃなかった。試写会には感謝してるけど。私には読み取れない言葉もたくさんあって、
時々めまいがしそうになる。


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