終わらない夜に包まれてまた眠れない時間が始まる輝く夜の闇にひそむ何かが僕の眠りを邪魔して仕方ないだから僕は裸足で部屋を抜け出すそして夜来香を探しに行く冷たいアスファルトがほのかに夜白金に輝く月は丸く丸く丸くあの信号で左に曲がるひたひたと歩いていても見つからないいつの間にか川辺に来ている黒い川面に月光がきらりと波を映し出す何を探していたんだっけ橋を渡ってしまって僕はもう帰れない