僕の、場所。
今日の僕は誰だろう。
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年末。 サービス業の彼女は今年も忙しいのだろうか。
何となく連絡を取ってみた去年。 数ヶ月前に交わされた「また会いたいね」を間に受けて。
一度だけ僕の前に現れてくれた今年。 おそらくあれは遠回しな絶縁宣言だろう。 僕を傷つけまいと優しい心で…。
きっと、きっと、もう来年は……
色んな物が壊れた。 もう二度と戻らないが、再生能力はある。 まったく別の物が生まれてくる。
壊れ、また新しくなり、そしてそれらを共にする空間。 すべては変わらない。 変わり続ける毎日は変わらない。
過去に足を引っ張られる事に慣れてしまった僕は 急に自由になっても困ってしまうだけだ。
ゆっくりとゆっくりと 地面を踏みしめて 羽ばたけないで
でも、それで良い。
心臓が16ビートを打ち、打ち、打ちのめされる。 張り詰めた弦は時に簡単に切れてしまう。
また、こんな日常を繰り返すのだ。
どうしてるかな、君は?
もうそれすら知りえなくなった僕を置いて あの青空に羽ばたいて行ってしまったのかい? 天使のような笑顔、どこにしまっておけばいいのだろう。
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