'ゃッぱ・頭、変っすか。
'ゃッぱ・頭、変っすか。
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2005年09月06日(火) |
パトリシア、D、コーンウェル |
◆ 2005y9/3 POSTMORTEM (検屍官) ◆ 出版社/著者からの内容紹介 内容(「MARC」データベースより)
女性検屍局長ケイ・スカーペッタ難事件に挑む。バージニアの州都リッチモンドに荒れ狂う連続殺人。被害者の女性たちは残虐な姿で辱められ、締め殺されていた。被害者のあいだに関連はなく、捜査は難航、全市は震え上がっていた。美人検屍官スカーペッタは、最新の技術を駆使して捜査を続けるが…。ミステリー界の女王衝撃のデビュー作。超ベストセラー、検屍官シリーズ第1作。
◇ 読者個人感 スカ−ペッタ−家の人たちは、代々・自己民族中心主義、(イタリー系) 女性の検屍官は珍しいし、特徴ある容姿、「人目につく」、「ブロンド」、「きりっとした顔立ち」であるが、彼女は目立ちたくないし、周囲にとけこみたいと思っている。 検屍局長、ケイ・スカーペッタは、知性派キャリア。 彼女の管轄する−バージニア州リッチモンド−に起きた偏執的連続殺人事件 (この州警や法務では検屍局も現場の捜査に服務するのでちょっと違和感はある)で殺害された遺体を検屍しそこからさらに調査をしていく物語である、 彼女を取り巻く、個性的な検屍局の関係者や、たたき上げの刑事、そして親交する検事官など、ミステリアスな役者たちの人物描写におもわず引き込まれ読みふけってしまった。 サスペンス終盤、真犯人の登場と幕引きが、女性検屍官の性格描写やストーリーの展開に比較してずいぶんとあっさりしたものであった。 ハードボイルド・サスペンス好きの読者としては物足りなさも残ったが、著者の描く女性検屍官・ケイ・スカ−ペッタ−の今後の人生と活躍を期待して次作に望みたいと思います。
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