'ゃッぱ・頭、変っすか。
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P.I.P.―プリズナー・イン・プノンペン 小学館文庫 2000y6/ 書き下ろし 沢井 鯨 (著)
出版社/著者からの内容紹介 プノンペン拘置所歴半年の著者が描く、謂われのない罪で収監された男の驚異の脱出劇。騙し騙されの頭脳戦、張り巡らされた伏線が最後まで息をつかせない前代未聞のアジアン・ノワール。 解説・馳星周。↓ なんとも荒削りな小説、構成はいい加減で描写も稚拙。とある
内容(「BOOK」データベースより) 札幌の中学の教壇でチョークを握っていた私は、気が付くと灼熱のカンボジアで牢獄に繋がれていた―。プノンペン拘置所歴半年の著者が描く、謂われのない罪で収監された男の驚異の脱出劇。騙し騙されの頭脳戦、張り巡らされた伏線が最後まで息をつかせない前代未聞のアジアン・ノワール。各紙誌の書評欄を席巻した衝撃の超問題作、
読後感、 ポルポト後のカンボジア、プノンペン 世界史に刻まれる大量虐殺と長い長い内戦を経て荒廃した国土に広がる貧困と悪徳は、いかに描写が甘かろうが、現場ですべてを体験してきた人間の言葉以上に重いものはない。平和ボケの日本にいて、戦争反対、独裁政権の悪徳許すまじと叫ぶことが空虚であればあるほど、人間の生存と本能だけが、すべてに優先する世界に身をおいたものの叫びは痛烈で切ない。 カンボジアをとりまく国々、ベトナムの南北の戦いやそれを支配せんとする中国までをもが錯綜する、民族と利権の政治に蠢かされる人々の図式、ひとりの人間の思想では判断しきれない史実のものがたる展開は目がはなせない魅力で書かれている、
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