セシルの日記

2010年08月13日(金) 小説「小暮写眞館」

■小暮写眞館/宮部みゆき

参ったー。小説読んで、こんなに泣いたことあったかなってくらい泣いた。

小暮写眞館に移り住んだ花菱家。
長男の花ちゃんが持ち込まれた不思議な写真の謎を解き明かしていきます。


ミステリーな部分もあり、
主人公が高校生のせいか、青春小説の趣もあり、
あとはやはり人間と人間の繋がりの物語でしょうか。

持ち込まれた写真に秘められた物語も切ないけれど、
花ちゃん家族や友人たち、周りのひとたちも、
みんな人に言えない思いを抱えながら暮らしていて、これがもう泣かせる。

特に、4話目の『鉄路の春』は最後まで涙が止まらず。
自分の経験とリンクするところがあって、
そこ反則だろうというぐらい、泣かされました。

会話は軽妙で笑えるのに、ぼろぼろと泣いてしまった。
こんなに可愛いピカちゃんをあれほど苦しませるとは。

身近の人より、他人ほうがよほど優しいことって、よくあるよね。


それにしても花ちゃんの恋(だった?)は高校生にしてはビターでした。
てっきり、コゲパンちゃんかと思ったのに。


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セシル

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