| 2010年05月27日(木) |
小説「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。」・「魔王」 |
■ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。/辻村深月
母親を殺害して姿を消したチエミの行方を追う幼馴染のみつき。
仲良し親子だったチエミはなぜ母親を刺したのか、 みつきが取材する『赤ちゃんポスト』はどう絡むのか、 『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ』とは何か?
否応なく、母親との関係、女友達とのつながりを自分に置き換えて考えさせられてしまった。
謎はすべて解消されましが、ミステリーを読んだという実感は薄かったかな。
■魔王/伊坂幸太郎
念じた言葉を相手に言わせる能力を持つ兄と、感の良すぎる弟。 そういうSFっぽいはなしなのかと思ったら、全然違いました。
読んでいて、怖くなった。
集団心理って常々怖いものだとは思っていたけれど、 ファシズムなんて、普段考えて生活してないからなぁ。
見えてないところで動いてる力があるようで不気味でした。
最後の最後ですこし明るい光が見えた気がしたけれど・・・。
国民投票の結果が気になりました。 自分だったら、どっちに投票するか、ちょっと考えてしまったよ。
この2冊、どちらも考えさせられる本でした。
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