| 2007年10月31日(水) |
小説「ぬしさまへ」・「ねこのばば」・「夜明けの街で」 |
■ぬしさまへ/畠中恵
しゃばけシリーズ第2弾は、短編集でした。
どのお話も楽しかったですが、 前作で気になっていた若だんなとお兄さんの松之助さんのエピソード(『空のビードロ』)があって、 嬉しかったです。
松之助さんの人生は切ないものではあるけれど、若だんなが優しくてね〜。 気持ちが温かくなりますね。
でもお父さんはちょっと冷たすぎない?仕方ないのかなぁ、お母さんの手前。
仁吉の恋話(『仁吉の思い人』)も素敵でした。
お相手の正体が思いもよらず、ラストで若だんなと一緒にぽかーんとしてしまいました。 でも、仁吉が若だんなにべったりな理由のひとつもここにあるのかもしれないですね。
ラストの不思議な話(『虹を見しこと』)もよかったですね。
妖たちがいなくなって、若だんなと一緒に寂しくなってしまっていたら、 お話は意外な方向へ。 妖たちがいなくなってしまった謎は解けたものの、 隠されたもうひとつの謎は、若だんなの葛藤や不安が重なって、切なさ倍増でした。
病弱な分、早く大人に、一人前にと思ってる若だんな、素敵ですね。(可愛いし)
■ねこのばば/畠中恵
しゃばけシリーズ第3弾。こちらも短編集。
「ぬしさまへ」で仁吉の話(『仁吉の思い人』)があったので、 佐助の話も欲しいなと思っていたらありました。
佐吉の話(『産土』)は切なかったですね。 この若だんな、いつもの思慮深さが足らないような気がしていたんですよ。 そしたら、やはり!(でも、よかったよ)
佐吉に歴史アリ、でしたね。 よかった、居場所が見つかって。
ラストのお春ちゃんの縁談話(『たまやたまや』)も切なかった。 若だんなの微妙な乙女心(乙女じゃないですが)も甘酸っぱかったけど、 お春ちゃんの最後に賭けた若だんなへの想いが切くて。
ミステリーな部分より、登場人物の心の機微がたまらんシリーズですね。
ドラマ、楽しみだなぁ。
■夜明けの街で/東野圭吾
不倫小説とミステリーのコラボ?
こんなに面白くない東野作品、初めてかも。
読み終わった直後の感想は、あーそう、でした。
恋愛小説としてもミステリーとしても中途半端な感じがして消化不良。 なにがいいたかったんだろうか・・・・。
****只今読書中**** <おまけのこ/畠中恵>
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