優しい=青い部屋=あたしとmasayaの日々。

2001年08月21日(火) 火曜日/少し長い時間。

火曜日。
彼が休みを取ってくれたので、
あたしは本当は夕方まで一緒にいるつもりだった。

台風11号。
ちょうどこの日、大阪に台風の影響が一番出る日らしい。

ああ、少し早く帰らないと。


朝起きて、メールを入れる。

時間短いけど今から行く。駐車場まで迎えに来て。

15分後、駐車場に着く。
あたしは、友達からの電話に出ていて、なかなか車を降りる事ができなかった。
電話を切って、外に出ようとすると、メールを受信する。

 発 見。

masayaだ。
もう、そこに見えてると言うのに。
こういうのがとても楽しい。
コンビニに寄って、ジュースとか買って、すごい風の中を歩く。
でもまだ、雨もそう強くはない。

青い部屋で、あたしはちょっとパンを食べて、ジュースを飲んで
それから、煙草を吸う。
一緒にテレビをちょっと見る。
時間があると思うと、やっぱり違う。

ベッドで抱き合って、延々とキスをする。


いいねぇ。気持ちいい。あったかい。

うん。いいねぇ。こういうの。


外は台風。徐々に風雨が強くなる。
なんか、この世にふたりきりみたいでいいなぁ。

かぅひぃかもぉーん。

はいはい。入れて来ようか?

うん。いい?

いいよ。ちょっとまって。


masayaの入れたコーヒーを少し飲んで、
あたしたちは、裸でまたゴロゴロと抱き合う。
抱き合ってゴロゴロしていると、どうしてもシタクなる。

シタイねぇ。

シタイねぇ。

いつもこうやって、ゆっくり出来ないねぇ。

そうだねぇ。シテしまうもんねぇ。

いつもより、長時間のセックス。
あたしは声を抑えられない。
だから彼の腕を噛む。
声を抑える為に。でないと、思わず大きな声で喘いでしまうから。

彼のペニスは大きくて、あたしは躯の奥の方まで貫かれる。
内臓をかき回されるような感覚。
子宮口にダイレクトに当たる快感。
知らず知らずにあたしは動く。
快感が大きくなると、キスで唇が塞がれる。
声が外に漏れるから。

masayaの上で、あたしは動く。
時折、下から突き上げられて、強く感じる。
何度もすぐにイってしまう。

…もう、ダメだよぉ。

そう言いながら、躯は動きをとめない。

セックスして、少し休憩して、またセックスして。
どれくらいしてたんだろう。
終わってから、身体の震えが止まらない。


ねぇ。
プリン食べたい。

持ってこようか?

うん。

カクテルプリン350円。
あたしはこれが好きだ。
そう言ってたら、masayaが買っておいてくれた。
でも、持って帰る時に、根性がなかったらしく、倒れたらしい。

あたしの目の前のプリンは微妙に崩れている。
スプーンで一口食べる。

いやぁぁぁぁぁん。おいしいぃぃぃぃ!!!

350円のプリンで喜んでいただけるとは。買って来た甲斐があります。

うううううう。きゅぅぅぅぅ。おいしぃよぉぉぉぉ。

たまに、彼の口にも運びながら、あたしは350円をたいらげる。

ああ。おいしかったですぅ。

それじゃぁ、これも。

と、masayaが今度はウメッシュを持って来てくれた。



いやぁぁぁぁん!おいしひ。

なんというか、500円程でこんなに喜ぶなんて。

そうねぇ、あたしって、安い女ね。
お望みならば、ブランドとか言うけど。

いえいえ、望んでないです。


そんな下らない話をしながら、
少しお酒を飲んで、抱き合ってゴロゴロ話す。


ねぇ、たまには好きって言ってよ。

ん?

ねぇねぇ。

うーん。・・・好きだよ。


きゅぅぅぅ。嬉しい。
あたしねぇ、青い壁と、四角い和風電球と、プリンアラモードと、ウメッシュとmayasaがいたら、
すっごい幸せだよぉぉぉ。
そんでもって、今ので、幸せ度150%だよぉー。

ああ、なんて、単純な女だろう。

そう言いながら、あたしたちはじゃれあう。

『そんな事をすると、まぁた入れたくなっちゃうよ。』 彼が言う。
『入れて。』あたしは答える。


帰り真際に、最後の一口のように、
あたしは彼を感じる。彼の上で果てる。

ああ。もう帰らないと。



身支度をして、外に出るとまだ台風はそんなでもなかった。
手を繋いで駐車場まで歩く。

気をつけて。

うん。ありがとうね。

お疲れ。

ああ、またお疲れって。
だから、別れる時は軽くキスしてくれって、言ってるのに!

ねぇ、もっともっと、ゆっくりしたいねぇ。



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~*Yuu
エンピツ