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■ アンナとロッテ
親の病死で、それぞれの里親へと、離れ離れになった双子の姉妹が第二次世界戦、ナチが勢力をもつ時代を挟んで、成長していくドラマ。
久々に、正統派作品・・とでも言うのかなぁ。 しんみりと、涙を流し、じっくりと、鑑賞。 なかなか、お気に入りの作品でした。
貧乏な里親で、虐待に合いながらも、たくましく成長するアンナ・・。 裕福な里親で、優雅に成長するロッテ・・・。
特に、不遇な環境でありながらも、美しく、前向きに成長するアンナには、 共感!!「がんばれ〜!!」アンナ!!
それに、ひきかえ・・・ ロッテ。「あんた。わがままなんじゃないの!!」 と、私は、眉をひそめたりして・・>苦笑
ナチの冒頭と、戦争が、軸になっているんだけど。
アンナの夫が、ナチ。 ユダヤ人を欠くまい、アウシュビッツで死んでしまう婚約者を持つのがロッテ。と言う、中盤、やや立場が逆になるのですが・・。
どうも、ナチだろうが、なんだろうが、アンナに共感してしまう。 普通ナチが、悪者であること多いんだけどね。
どちらも、戦争で、最愛の人を無くてしまい、老人ホームみたいなところで 姉妹は、ばったり出会うのですが・・・。
アンナとロッテ という、解かりやすいタイトルのごとく、 どうも、2人を比較してしまうのだけど・・
貧困で虐待までされるアンナですが、ひたすらまっすぐ前進もうとする彼女の方が、健康的かも・・
裕福ではあったけど、自分の些細な忘れもの<過失>で、婚約者をナチに連衡され、家族に白い目でみられ、 しかも彼の家族であるユダヤ人を家にカクマイ、養父からは、「おまえがドイツ人であることが問題だ」と、言われなくてはいけないロッテは、アンナより不幸なのかもしれない・・神経症的なしんどさ。
私なら、アンナの方の生き方の方が、健康的でいいなぁ〜 ロッテの立場はしんどい・・・・。
しかし、「戦争」ってほんといやですよ・・。
<対立する2つ>と、言う風に考えますが、 この対立の構図にまきこまれると、 本人の気持ちと関係ないところで、被害者・加害者を作ってしまう。
元は、お互い「正義」「正論」であるところが、まったく理解できない 心の余裕が奪われてしまうのだから。
何があっても、人を傷つけてはいけない。命を粗末にしてはいけない・・。
2005年05月26日(木)
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