あやのLA Diary
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2004年06月10日(木) LAについて

6月のLAは暑いです。


私の住んでいるSherman OaksはValley地区と呼ばれるハリウッド、ダウンタウンから北へ向かって山を越したところにある丁度盆地で昼間から夕方にかけてとても暑くなるところです。
夏場だと4p.m.頃に100F(37.8cだそうです。)になる日も少なくありません。
日本のように湿気はあまりないので、体調を崩したりという事はあまりないのですが、アスファルト上を歩いていて息苦しさを感じたりしますし、少しでも外に出ていると、真っ黒に日焼けします。
こんな状態ですので、体内の水分補給がとっても重要で常に水を飲んでいないと苦しくなる事もしばしばです。

また、LAの決定的に許せない所は、Freewayの渋滞。これは誰もがストレスを感じているに違いない頭痛の種。Sherman Oaksは丁度Freeway101と405が交差している渋滞のメッカ。特に405はアメリカ中でも一番の渋滞がひどいと言われているFreewayです。
例えば渋滞がない時間にドライブすれば15分で着く、Santa Monica。私は一度雨振りの日にサンタモニカのWest LA Musicというスタジオでリハーサルがあり、ひどくても45分かなと見積もって出かけ、2時間半かかって着かなかった事があります。その日の渋滞は歴史に残るという記録的にひどかったものとはいえども、普段でも家から空港へ朝の渋滞時に向かえば2時間かかる事を考えれば推して知るべし。
渋滞を運転している人達もストレスを感じているでしょうから、態度も悪ければ運転もひどいものがあり、私は何度となく車の中で”アラスカに引っ越してやるー!!キーッ”(なんでアラスカ?)となっちゃっています。
中指を立てられた事も1度や2度では済まないでしょう。(私の運転がひどい訳ではありません。彼等が運転出来ないのを他人のせいにしてるんですってば。)
それでもこの広大なCalifornia。何処へ行くのも車を使わなくては不便なので、仕事へ行くのも、買い物へ行くのも車無しの生活は考えられません。
特に私達Musicianは器材がありますので、小さくてエコノミカルな車では楽器が乗らず(私の場合は2台のキーボード。1台は88鍵の重鍵盤。キーボードスタンド、自分用ミキサー、小さなモニター用アンプ。自分のバンドだとこれに大きなステレオアンプが加わります。)4ドアでないと器材が入りませんし、ドラマーのモイエスに至ってはFordのExcursionというAmericaでは一番大きなSUVに乗っています。(燃費の悪さは世界一。タンクをフルにするのに$80かかり、これを無くすのには400マイルくらいだと思います。わはは。でもパワフルで私は運転するの大好きです。)

そんなこんなで文句を言えば尽きないのですが、ツアーから帰って来て空港に足を踏み入れると、ほっとしてしまうのです。からっと晴れていてパームツリーが青々しく空にそびえ、全てが明るく見える。
24時間のマーケットには新鮮なオレンジ、レモン、桃、コーン、ブロッコリーが並んでいて幸せな気分にしてくれる。
行き交う人達がなんだか皆んな小綺麗でお洒落。
すれ違う時に”Hi!"と挨拶してくれる、スターバックスのカップを片手に犬を散歩させているタンクトップにジャージのカップル。夜にビーチへ行っても暖かく、ジャケットが必要なかったりして、そのまま海に飛び込んでしまえる天候。

なんだかんだ言いながら、私もLAが好きなんですね。


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