あやのLA Diary
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2004年06月09日(水) |
頑張るからね。有難う。 |
あ。。そろそろ追い着いてきたかな。今週できちんと日付け通りにします。がんばるぞー(って力む程のものでもないかな。)
私の趣味は既に皆さんご存じのように勿論レース観戦、アウトドア一般、スキー、テニス、映画鑑賞、とありますが、私の人生である音楽。やはりこれが最優先事項です。 音楽をPlayする事(良い音楽を良いPlayerと。趣味と仕事が一致している素晴らしい環境!神様有難う!)聞く事(勿論良い音楽に限定。でもたまにジャンクなものもありって気になる事があります。)、音楽について語り合う事。これがないと金魚が酸欠おこしている状態みたいに窒息しそうになるんです。 今日はこの音楽について語り合うって事について。 前にもお話したように、私はアメリカに来てBerklee音楽院に行きました。ここで沢山の先輩、友人に出会って毎晩のように夜明けまでJazzについて語り明かしたものです。入った当初の私はMajor7Chordが漸く分かるくらいの初心者で、”これが凄いんだよ〜。”と聞かされる音楽が何が良いのかさっぱり分からない事もしばしば。 その後自分が少しずつ成長するにつれ、ボキャブラリー(インプロビゼーションに於いての)が増え、自分の欠点も良く理解出来るようになり、以前に聞かされた音楽の何処が凄いのかが理解出来るようになりました。
LAに引っ越して来て、今は無きGrove School of Musicという音楽学校に入り直したのですが、この学校は音楽を真剣に学べる環境ではなく、その後すぐに元BFの親友のScott KinseyというBerkleeでは天才と呼ばれていた恐ろしい才能の持ち主にプライベートで教えてもらえる事になりました。 (Super Fusion Guitar playerで有名なScott Hendersonバンド Trival Techのキーボーディストとして日本にもよく行っているそうです。Brad Pitt ,George Cloonyの”Ocean's Eleven”のサウンドトラックに参加して、グラミーを獲得しています。) 彼のレッスンでは音を選ぶ事を学びました。インプロビゼーションの要です。 1音を選んで大切に弾く事。音をうめるだけが音楽では無い事、歌う事の大切さを叩き込まれました。 勿論耳で学ぶ事が音楽では一番大切だと思っているので、彼がギグをする所へは必ず足を運びその度彼のプレイの躍動感、Funkyさ、タイムフィールの鋭さに息を飲みました。 彼と元BFはとても親しかったので、よく家に訪ねて来ては一緒に夕食を食べながら、彼の音楽について、今やっているバンドについて、私達がもっていた日本から送ってもらったJazz Concertのライブビデオ等見て語りあいました。
これが今の私を形成しているといっても過言では無い程、彼と元BFの会話から学んだ事は大きいです。活躍しているプレーヤーの演奏を聞きながら”いや。。走ってるじゃん。(前のめりに自分だけテンポが速くなっているという意味。)ゆったりのってないよね。”とか”彼は音を聞いてないよ。ただ練習しているフレーズを出しているだけだね。’とかまあ、、さまざま。 彼のレッスンで、シナトラとカウントべ−シーのビッグバンドを聞かされボーカルとバンドの”対話”を学んだ事が思い出されます。
今でも音楽的に煮詰まると、元BFに電話して音楽の事を語り合ったり、Scottのギグを見に行って話しをしたり、私の尊敬しているもう一人のロシア人のGuitar Player Vadimと音楽を聞きながら話をしたりして、エネルギーをもらいます。 VadimはやはりBerkleeでは伝説になっていたGuitar Playerで、彼もまた元BFの友人でした。今ではEarth Wind & FireのGuitaristとして世界を飛び回っています。 彼は今活躍しているMusicianのどこを学ぶか、どんな音楽を自分が選んでいくべきか等、今の私の葛藤を良く分かってくれて、色々サジェスチョンをくれる素敵な先輩です。 勿論、モイエスはツアーに、レコーディングに、コンサートにと今年も忙しく色々な場所で彼を見た人が、彼のエネルギーに触れて素晴らしいコメントをくれ、それを聞くだけで私も元気になってしまいます。彼は私のSoulmateですので、何でも話しをして話をして話をして。。。世の中で一番分かってくれ、力になってくれてます。 そして、息子のニック。昨日彼のピアノの練習をきいて、無限の才能を感じ愕然としました。彼の音楽への愛情で自分の持っているテクニック以上の事が出来る子なのです。なんて素晴らしいんでしょう。
また私のバンドをやってくれているDrummerの泉谷真君、Guitaristでモイエスとも良いお友達の秋元武志さん、日本で活躍中のBassist, プロデューサーの関田博さん、皆んな私がある周期でDark Holeにハマってしまうのを良く分かってくれ、それでも応援してくれるので、私も一緒に頑張ろう!と笑顔を取り戻せます。
今までの日記の遅れは、ちょっと音楽的に煮詰まっていたという言い訳もあるのです。今自分がなすべき事は何なのかを見失っていた状態が長くて、今週、先週と色々な友達と話をして、元気になってきました。 まだはっきりは見えないのですが、もうすぐ皆さんに私の新しい音楽をきいてもらえるようにレコーディングを開始して頑張ります。 なが〜〜い日記読んでくださって有難う!!
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