月の輪通信 日々の想い
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2007年05月06日(日) |
竹垣プロジェクト(その2) |
「お茶室の竹垣を架け替えよう」プロジェクト、いよいよ始動。
実践編 1、竹材の値札剥がし。 買ってきた竹材には一本ずつバーコードシールが張ってあって、それを手分けして擦り落とす。これ、意外と面倒で時間を喰った。
2、防腐剤の塗布 資材に水性の木材保護材を塗る。これは主にアユコとわたしの仕事。
3.竹材の裁断 100本近くの竹材を寸法に合わせて裁断。2本ののこぎりで分業してやったら、結果、出来上がった竹の長さがまちまちで少々焦る。 横軸用の長い竹材は、途中で継ぎ足して使うが、その継ぎ目部分の処理に悩んでしばし作業を中断。
4.傷んだ古い竹垣の撤去。
5.支柱の打ち込み 以前から使っていた木杭の支柱それほど傷んでいなかったので、ほとんどはそのまま再利用。数本だけ取替え。
6.横軸の取り付け 支柱に横軸となる長い竹材を釘で打ちつけ。竹材は直接釘を打つと割れやすいので電動ドリルであらかじめ穴を開けてから釘を打ち込む。
7.縦軸を結びつける間隔をメジャーで測ってしるし付け。
8.縦軸の取り付け。 オニイとゲンが打ち付けた横軸に、縦軸となる竹材を棕櫚縄で結びつける。 アユコと私の作業。
作業は「総監督」であるゲンの指示で進められた。 「お前に『やれ』といわれた仕事だけやるようにするから、ちゃんと指示を出してくれ」と、オニイの一言で作業が始まった。 ゲンは自分でやる鋸やド電動ドリルの作業の傍ら、次に行う作業の段取りや他の「職人」たちの作業配分を考えなければならないので、そっちのほうが大変だった様子。 「次はどうするの?」「ここんとこ、どうしよう?」とあれこれ訊かれて、「ちょっと待って!、今考えてるねん」と、パニクること数回。 そこであえて口を出さず、ゲンの采配を待っているオニイとアユコはさすがにオニイオネエの貫禄か。
作業途中で気がついた最大の失敗。 竹垣の縦軸の竹材は本来、節ぎりぎりのところで裁断して利用するものらしい。(でないと竹の空洞部分に雨水などが溜まって、竹材が傷みやすい。) そのことを考えずに、必要な長さ分だけの竹材を購入したので、節目に合わせて裁断するゆとりが持てず、結果、節目の不ぞろいなまま制作に踏み切った。 見た目、不恰好だが、まぁこれもゲンの初棟梁の采配の結果と言うことで・・・。
連休4日目は雨。 男の子たちは朝から一日、剣道の試合と言うことで、作業は一時中断。 残りは放課後や次の休日にと言うことで、現在プロジェクト続行中。
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