月の輪通信 日々の想い
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2007年05月05日(土) 竹垣プロジェクト(その1)

連休はどこへも行かない。
ゲンは毎日朝剣道。
父さんは連日工房篭もり。今月末のお茶会に向けて食器や記念品つくりでおおわらわ。
合間を縫って、近所のショッピングセンターやホームセンターをぶらぶらしたり、近所の山に登ったり。
まことにお金のかからない、「働け、働け」のゴールデンウィーク。

この連休のメインイベントは、工房のお茶室の竹垣架け替えプロジェクト。
数年前専門家に架け替えてもらった竹垣が傷んで古くなったので、今回は我が家の子どもたちを中心に架け替えてみようと言う試み。
最近、ペンキ塗りや小さな木工仕事で力をつけつつあるゲンを、このプロジェクトの総監督に任命。
半月くらい前から、すこしづつ準備に取り組んできた。


準備編
1、今ある竹垣の大まかな寸法を測量。作図。古くなった竹垣の一部を壊して、支柱の杭の状態や棕櫚縄の結日方などを確認。
  (さあ、大変。もう後戻りはできなくなったぞ)

2、ホームセンターで資材の下見。竹材・杭の規格や値段を調べる。
  (メモ取れ、メモを!下見に来るのに、筆記用具くらいもってこい!)

3、棕櫚縄の結び方を研究。加古川のおじいちゃんに電話して、資料を送ってもらった。

4、全体の作業に必要な資材の量を割り出し、下見してきた価格をもとに見積もり表を作る。
  (ここ、一番ゲンの苦手な作業。
  金額は、桁数をそろえて書け!)
  

4、見積書を出資者であるおじちゃん(義兄)に提出。許可を得る。
  (「大将、これはお買い得でっせ」と安さをアピール)

5、父さんとともに再びホームセンターへ。必要な資材を注文。商品到着は一週間後。
  (3メートルあまりの長尺物はどうやって運ぶ? 
   配達料800円をどう削ろうか)

6、竹材の到着を待つ間に、棕櫚縄の結び方の研究。
  (これ、意外と難問。
   結局、最初にマスターした母とアユコに結ぶのはお任せ。)

7、注文した竹材が届いたとの連絡。
おじちゃんの大きいワゴン車で長尺物も無事積載。
そのほかに防腐処理剤、支柱用の杭、栞戸、棕櫚縄などを購入。
  (帰宅後、あ、釘、忘れた!支柱が足りない!
   ヲイヲイ。
   その都度、母、走る。)



思いつきや勢いで「やっちゃえ!」と作業を始めてしまうのが得意なゲンにとっては、この準備過程が意外としんどかったらしい。何度も何度も現場に足を運んで、ああでもないこうでもないと、頭を抱えていた。
メモの取り方、かんたんな企画書や見積書の作り方など、当然知っていそうで経験したことのなかった事柄が色々見つかった。
ことに面白かったのは見積書の数字の書き方。桁数の多い数字の間に打つカンマの位置が「3桁ごと」と言うことをゲンは知らなかった。学校では習わなかったっけ?

準備編はここまで。
以下、次号。




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