月の輪通信 日々の想い
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昨日、始業式。 今年は子どもたち4人ともクラス替えの年。 新しい友達、新しい先生に一喜一憂、賑やかなこと。
アプコは、3年生。 ピッカピカの新任のM先生が担任になった。 1,2年の担任だったベテランの先生も大好きだったけれど、優しいお姉さん先生のフレッシュさがくすぐったいほど嬉しいらしい。 初日から自己紹介代わりに楽しいゲームをして楽しかったと嬉しそうに帰ってきた。
「おかあさん、おかあさん、今日はね、とってもラッキーな日だよ。 体育の授業はドッジボールだしね、初めてT先生の音楽があるよ。」 3年生からは、音楽の授業が担任の先生ではなく専科のT先生の授業になる。楽しく元気と定評の授業だ。アプコはずっと前からT先生の授業をとてもとても楽しみにしていたのだ。 「あのね、きっとクローバーのおかげだね」とアプコが笑う。
2,3日前、アプコは自治会費の集金に来た近所のおばさんから四葉のクローバーの押し花を貰った。 なんでも、園芸種のクローバーらしくて、ふつうのより高い確率で四葉が出るのだそうだ。おばさんはその一つ一つを丁寧に押し花にして小さなカードに貼り、集金の領収書に添えて配ってくださったのだ。我が家では「女の子だけね。」と私とアユコとアプコの3人分。アプコはもらった押し花を大事に筆箱に入れた。 それで、給食に好物のゼリーが出たことも時間割が好きな授業ばかりだったことも、みんなみんな四葉のクローバーのおかげと言うことになっているらしい。 これはまた、霊験あらたかなお守りだこと。
「クローバーをM先生に見せたらね、『いいなぁ、きっと幸せのクローバーだね』って言ってくれたよ。 だからね、あたしのクローバー、先生にあげたの。 私は、今日、ラッキーなことがいっぱいあったからね。 明日はM先生にいっぱいラッキーがあるかな?」
アプコはM先生のこと、好きなんだね。 きっとM先生にもラッキーがいっぱいやってくるよ。 よかったよかった。 お母さんの分のクローバーはアプコにあげる。 きっとアプコが持っているほうが、クローバーの効き目はあるようだから。
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