月の輪通信 日々の想い
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2006年09月12日(火) サバの味噌煮

朝、父さんを駅まで送ったついでにスーパーへ。
木曜日はこのスーパーの朝市の日。
入り口で大袋の野菜を二つ三つ買って店内に入ると、今日はなんだかひときわにぎやか。店の奥の鮮魚売り場でお客の応対をしているお姉さんの威勢のいい売り声が響いているためらしい。

「はい、サバ2尾ね、まいどありがとう。
料理どうします?3枚おろしね。
はい、どうも、しばらくお待ちくださいね。お名前、お呼びしますからね」
お客さんから調理の注文を聞いて、奥の調理場へ受け渡す。
「そちらのお母さんは、どうしましょ?
アジ?うん、今日のはきれいないいのがはいってるでしょ?
2尾?まいどありがとね。お金はレジでお願いね。」
てきぱきと仕事をこなすお姉さんの勢いに、目玉商品のサバや秋刀魚がつぎつぎに売れていく。

支払いは一括してレジでぽんと払うスーパーだから、いつもは比較的静かなスーパーなのだけれど、今日はこのお姉さんのおかげで店全体がなんとなく昔の市場の賑わいの楽しさ。
気がつけば隣で菓子パンの試食販をしている若い店員さんも、つられて大きな声でにこやかにお客さんとやり取りしているのが聞こえる。
たった一人で広い店内をこんなに活気あふれる楽しい空間にかえてしまえるお姉さん。
これは確かにある種の才能だなぁ。

かく言う私も、ついついおねえさんの勢いにのせられて、一尾200円也の青々光るサバを3尾お買い上げ。ホントは今夜はお肉料理の予定だったのだけれど。
調理の手間をサボろうと2枚おろしを頼んだら、「○○さまぁ!○○さまぁ!2枚おろし、出来上がりましたぁ!」とおおきな声で名前を連呼された。
「はぁい!ありがと!」
思わず、こちらも大きな声で返事をしてしまい、これもちょっと恥ずかしかった。
女一心太助、おそるべし。

と言うことで、今夜は久々にサバの味噌煮。
近頃お疲れ気味の父さんと、部活で帰りの遅いオニイのためにいつもより少々甘めの白味噌味で。
「お、サバミソ、サバミソ♪」
と鼻歌交じりで食卓につくオニイ。
今日の「サバミソ」は母の愛と女一心太助の元気パワー入りだ。
心して食せ、オニイよ。


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