月の輪通信 日々の想い
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寒くて、どよんとした曇りの朝。 昨日の汚れ物の片付けに工房へ出動。古新聞や段ボール箱の類を焼却炉で燃やす。久しぶりに焼却炉を使ったら、火に近づきすぎて自分のまつげの先を焦がしてしまった。なんとなくお間抜け。
朝から、ひいばあちゃんを近くの医院に連れて行くというので、慌てて今日の洗濯物を干しに帰る。 天候が怪しいのでどうかと思ったけれど、昨日の部屋干し分も溜まっていたので「ええい、ままよ!」と屋外に干して出かけたら、果たして雪混じりの雨。結構しっかり降ったようで、かえって見たらフリースの肩にはうっすらと雪が積もって、バスタオルは凍って板のように固まっている。 「駄目だ、こりゃ。」と再び部屋干し。 うっとおしい。
昨日、転倒したひいばあちゃんは、「腰が痛い」とは言われるものの食欲旺盛で顔色もよく、心配なさそうだ。普段定期的に通っている近所のなじみの医師も「よく食べられるんなら大丈夫。あとは日にち薬で治るでしょう」との見立て。 明治の女は強いなぁ。 歳をとってからの転倒は、骨折などの危険があるというけれど、ひいばあちゃんの骨格は人並みはずれてお丈夫なのだろう。 「昨日は、アンタにもえらいお世話をかけて・・・」 と何度も何度もおっしゃる。 なんのこれしき・・・。とりあえずひどい怪我でなくてよかった。
昼前、ぱぁっと雲が切れて晴れ間が覗く。それっとばかりに部屋干しの洗濯物を屋外に出す。せめてアプコのおねしょパジャマだけは乾いてほしいのだけれど。 昼食後、買い物を兼ねてアプコのお迎え。小学校へ届け物をして、アプコと一緒にいつもと違うスーパーへ足を伸ばす。 途中また雨。 駄目だ、今日の満艦飾の洗濯物。
帰宅後、取り込んだ洗濯物を再び脱水機に投入。 一日中、散々表に干したり取りこんだりバタバタしたのに、結局朝よりじっとりびしょぬれになった不運な洗濯物。 なんだかなぁ。 主婦の仕事なんて、時にはこんなくだらないことの繰り返し。時折どっとくたびれて空しくなる。 「おかあさ〜ん、あたしのパジャマはまだぁ〜?」 責める口調のアプコには、主婦の一日の奮闘が見えない。
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