月の輪通信 日々の想い
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2004年11月24日(水) アプコの秘法

朝、珍しくいつもお寝坊のアプコが一番に起きてきて台所のストーブの前に座った。
「あのね、おかあさん、出来たよ!」
なんだか嬉しそうなのでよく聞いてみると、ここ2,3日続いていたおねしょ、今朝はしてなかったんだそうだ。
「そう、よかったね。」と忙しく朝食の準備に戻る。
「あのね、おねしょしない方法、秘密の方法がわかってん。」
はぁ、秘密の方法ですか。
「あのな、あのな、寝るときにな、こうやってこうやって、おしりを押さえて寝るねん。」
とアプコ、体をよじらせ、手で前と後ろをしっかり押さえて、あられもない格好をやって見せてくれた。
「うふふ、それって、ホントに効くの?」
爆笑を噛み潰して、まじめに訊いて見る。
「うん、絶対! だって、今日はおねしょ、しなかったもん!」

幼稚園から帰ってきたアプコ、体操服の洗濯物と一緒に、ナイロン袋に入ったぬれたパンツと体操ズボンを出してきた。
「ありゃりゃ、今日はお土産つきかぁ、おしっこ漏れちゃったの?」
「うん、ピアニカの練習してるときに、しゃーって出ちゃったの。だからほら、幼稚園のキティちゃんパンツ借りた。」
なんだか、アプコは借りてきた可愛いイラストつきのパンツがうれしそう。
まだまだ、お漏らししても屈託がない。
「そうか、しゃーっと出ちゃったのか。じゃ、しょうがないね。」
といっては見たけれど、ちょっと意地悪ついでに訊いてみた。
「あれれ、アプコ、今朝、おもらししない秘密の方法、見つけたんじゃなかったんだっけ?あれ、やってなかったの?」

アプコ、平然と答えました。
「だって、ピアニカやってたんだもん。両方とも、手、使ってたからできなかったよ。」
はぁ、なるほど。
・・・・じゃなくて!!


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