月の輪通信 日々の想い
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2004年06月23日(水) とかく長と名のつくものは・・・・

昨日のリベンジで、広報委員会。
突然の予定変更のため、出席者を集めるだけで大変。
委員のほとんどは勤めに出ている人や自営業の奥さん。
小さい子が熱をだしたとか、予定していた用事があるとか、仕事のない人にもそれぞれ止むに止まれぬ事情がある。
それでも今日、各グループに任せてあった広報紙の記事の原稿を集めて、読み合わせの作業に入らないと、締め切りに間に合わない。
「来られないところは何とか原稿だけでも提出できる様にしてください。」
あちこちに無理を頼み、とにかく原稿を集めて、最悪の場合一人二人の突貫作業になっても・・・と決死の覚悟。
それでも、なんとか都合をつけて出てきてくれた5、6人が頑張ってくれて何とか読み合わせ完了。

広報は仕事の性質上、皆で集まって一緒に作業を進めると言うよりは、うちで個人的に記事を書いたり編集作業をしたりという事が比較的やりやすいということになっている。
実際、いまどきのPTA役員はほとんどが仕事持ち。
委員会の参加もなかなかままにならないので、出来るだけ学校へ出て来なければならない回数は減らして、メールやFAXを多用し、都合のつく人が走り回って仕事を進める。ほとんど学校へは顔を出さずに、家での作業だけで委員会の活動をこなす委員も少なくない。
それでも仕事をしながら、たまたま引き当てた委員の役目を最大限頑張ってこなしてくれている。
あれほど心配したけれど、取りあえず全員の原稿が集まり、発行のめどもついた。
それはそれでよかったのだけれどね。

記事の一部に委員会のメンバーから不満が出た。
確かに私も原稿を受け取ったときにあれれとは思ったけれど、最初の会議のときに皆がイメージしてたものとはちょっと違う。
中間チェックのために何度か時間を取ってはいたが、そのときに途中経過を見ることは出来ず、読み合わせのときにも結局一人も出席できなかった。
事前の意志の疎通や情報不足を考えると、仕方のない出来ではあるが、う〜ん。
「全面的に作りなおしてもらわなくては・・・」
と強く主張するメンバーもいて、
「でも締め切りも近いしねぇ、今からやりなおしがきくかしらん?折角作ってくれたものにダメだしするのもねぇ・・・」
と弱腰の私。

結局、副委員長のOさんと押しの強いYさんがグループの一人にやり直しを打診してくれるということで落ちついたけれど、案の定、差し戻しを食ったメンバーからも猛烈な抗議が出た。
気持ちはわかる。
忙しい仕事の合間を縫ってあれこれ試行錯誤して作った原稿を、あと数日の期限で大きく変更せよと言われて、「なんでよ!」と怒りたくなる気持ちもよくわかる。
でもなぁ・・・、行き違いのもとはなんといってもメンバー間コミニュケーション不足。一つのものを複数の人間がこしらえるのに、メールや電話だけでイメージを伝え合うにはおのずと限界がある。
リーダーたる私の采配の不手際の責は大きいなぁと思いつつ、忙しいメンバーの負担が少なくなる様にと最大限配慮してきたつもりだったので、なんとも気持ちは複雑。
「やンなっちゃうなぁ」とぶうぶう家族に愚痴を垂れる。

とかく長と名のつくものは・・・・。
つくづく私にはリーダーの才がない。
いやいや愚痴はいうまい。
あちこちにフォローのメールや電話を送り、修復を図る。
「かあさん、晩御飯先にたべていい?」
電話中の私にオニイが遠慮がちにメモ書きを見せる。
「OK!OK!」と身振りで示して、ややこしい電話を続ける。
ごめんよ、ごめんよ。
今日の母は、委員長モードでいっぱいいっぱいだ。

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