月の輪通信 日々の想い
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2004年05月09日(日) 友に会う

昨日、午後から毎年恒例のバーベキュー大会。
もともと父さんが独身時代、近くのいちご狩りに友人達が集まったのをはじまりに20年以上も続いた我が家の年中行事である。
友達の友達が加わり、友達の配偶者や子ども達が加わり、そして我が家の子ども達の友達やその家族が加わり、最大時には40人あまりの人が一堂に会したこともある。近くのレクリエーション施設のロッジを借りるようになってからは、宿泊可の大宴会に姿を変え、子ども達が合宿のノリでごちゃごちゃと雑魚寝して大騒ぎしたこともある。
いろんな職種の大人達、いろんな学校いろんな年齢の子ども達がわさわさと集まってきて同じ時間を一緒に楽しむ。
参加者は毎年次々に変遷したが、そのたびに楽しい出会いや発見があった。

昨年あたりから、子ども達の日程の調整や父さんの仕事の関係で少しずつ開催が難しくなってきた。
参加してくれる子ども達も、習い事の日程や試験や部活動などで「今年はちょっと・・・」と不参加が増えた。
「もう、来年こそはやめにしよう」といいつつ、とりあえずロッジを予約してあるからと、なんとかかんとか続けてきたが、今年はちょっと息切れした。
あまり積極的に召集をかけなかったら、今回の参加者は我が家を含めて、3家族とアユコの友達一組。それでも14人のこじんまりしたバーベキュー大会を開くことになった。

宝塚から子ども達の忙しい日程の合間を縫って参加してくれたのは、養護学校勤務時代の同僚だったHさんとその子ども達。
Hさんは今も養護学校で勤務を続けており、ご主人が長年の単身赴任中なのにも関わらず、3人の子ども達の育児にもパワフルに取り組んでいる。
バーベキュー大会には、これまでにも何度か参加してくれていて、子供同士もすっかりおなじみさん同士。川遊びしたり、ロッジでトランプをしたり、一年ぶりのあったとは思えぬ仲良しぶり。少人数ながら子どもだけの楽しい時間を過ごしてくれた。
そして私は久しぶりにHさんと長いおしゃべり。
仕事のこと、家族のこと、共通の友人のこと。
たのしかった。
「来年もまた来たいわぁ。無理かしらんねぇ。」
翌朝早く、子どもの野球の試合に間に合うようにとワゴン車でびゅんと帰っていくHさん。
すごいなぁ、フットワーク、いいよなぁ。
パワフルな日常と、その日常を時々びゅんと切り抜ける行動力。
年に一度、こういう人のこういう疾風に再会するのっていいよなぁ。

「来年、どうする?」
今年こそ、「これで最後にしよう」と話し合っていたバーベキュー大会。
終わってみると、今年もやっぱり未練たっぷりで考え込んでいる。


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