| ロビンソン(以下、R)「彼はハンサムで、お金持ちで勝者。多くのブランドがそのイメージを欲しがります」 ピケが24歳の若さでどれほど多くを獲得してきたかを説明。ロビンソンは部屋でセスクに電話を掛けます。
R「やあセスク、マイケルだ」 セスク(以下、C)「どのマイケル?」 R「マイケル・ロビンソン」 C「ああ、デブのね」 R「……そう、そう、デブの。今きみの友人のジェラル・ピケのドキュメンタリーを撮影してるんだ。助けを借りられないかな? きみたちは長い付き合いだし、いい友達だろ?」 C「後で掛け直してくれないか? 今はやることがあってね。いいかい?」
セスク、メールを打つ。その相手は…… C爛廛襯后複圍峩鼻砲離泪ぅ吋襦Ε蹈咼鵐愁鵑ら電話をもらったよ。おまえを陥れる気だぞ。Ooooohhh!!! Moc Moc
メールを確認中のピケの前に現れるロビンソン。 R「Moc Mocってなんだい?」 ピケ(以下、P)「いや、こっちの話」 R「練習に行かなくていいのかい?」 P「よし、行こう」 |
| ピケの車でシウダ・エスポルティバ(練習施設)へ向かうピケとロビンソン。 R「バーに繰り出すことは、きみにとって難しいことかい?」 P「多少ね。皆、おれに気がつく。特に190センチもある場合は、見つからないことはない」 R「パパラッチがきみをつけ回す。きみたちの関係のために」 P「ああ、最初はストレスでいっぱいだった。家の前で大勢待っていたからね。どこでも写真さ。だが今は落ちついた。リラックスして暮らしてる」 R「それで、チームの皆はなんて? ジョークが飛び交った?」 P「ああ、ジョークばかり、チャビや、ダニ・アウベス……みんなジョークが好きなんだよ」 R「どんなタイプの音楽が好きなんだ?……言葉に注意して(笑)」 P「なんでもちょっとずつ……イングリッシュ・ジョークだね、イングリッシュ・ジョーク(笑)」
R「私に言わせれば、フットボールの最高の点はチームと共に生きるってところだ。若い男たちが一緒に、みんな一つの舟に乗っている」 P「ああ、そして、そこにはいくらかの秘話も。だが最後に覚えているのは、王者になったことだ」 R「簡単なことだと考えていたり?」 P「……おれは、おれが勝ち取ったものを勝ち取るための強運を持っていたと言わざるをえないな……到着だ。駐車するよ」 R「ずいぶんたくさん車があるな。我々は遅れたんじゃないかい?」 P「まあ、おれたちが最初じゃないってことだな。そう言っておこう(笑)」 R「では、練習を楽しんで。ありがとう」
バルサの練習を見学するロビンソン
R「聞いて欲しいんだ、きみの友人の一人……名前は言うつもりはないが……彼が前に私に言った:爛札譽屐farandula=showbiz)瓩砲け」
チャビ「もう何度となく彼に言ってるんだ。おまえはセレブだって。だけど今に限ったことじゃない。最初の年からさ」
P「その友人ってのはチャビだろうな。彼のことは知ってるから。いつも爛札譽岫瓩世辰謄献隋璽を言って回るんだ。おれはいつもマスコミを賑わせてるから」
チャビ「彼はすごくいいやつだ。ナチュラルなんだ[解釈不能]。問題はないよ。彼は繊細な男だ。時にはそうは見えなくても。繊細な男で、とてもスマートなんだ」
R「セスクはバルサに来ると思うかい?」 P「おれは、人は望みさえすればそれを手に入れると考える人間だ。だからセスクがバルサに来たがるなら、彼はバルサのシャツを着るだろうね」人生こういうメンタリティじゃないとW杯で優勝したりはできませんね
R「モデルの仕事だけど、どんな調子だい、ジェラル?」 P「うまくやってる。通りやバス停でで自分(の写真)を見ると、ヘンな感じがするのは事実だな。おれがここでやっていることはフットボールじゃないが、生きていかなきゃならないから。楽しいし、違う世界だからね」
MANGOの撮影を行うピケ。 アルトゥーロ・カナレス(ピケの代理人)「彼が楽しめるような類のことがあり、彼はそれをするんだ。そして彼には才能がある。また彼がメディアによる巨大なプレッシャーを負っていることは事実だ。だけど彼は、フットボール選手だよ」
R「ジェラル」 P「やあマイケル。(プレスに)おれたちは一緒に仕事してるんだ。悪く取らないで(笑)」 R「きみは成功したフットボール選手であり、一流ブランドのモデル。これらを踏まえて、きみの両親はなんと言うんだい?」 P「二人にきいてくれ。父はここにいるし、母は働いてる。もしききたければ、そうしなよ」 |
| ピケの両親に話を聞くロビンソン。
R「プロのフットボール選手として、人々は彼を象徴として持ち上げたがる。あなた方の心にあるのは?」 字幕をよく理解できませんでした。
父「ジェラルが14か15の時、大勢の代理人が我々に接触してきて、電話を掛けてきた。そしてミーティングの最中、妻は『私の息子に何を見てるってのよ?』と質問を」 母「!」 父「……オーケイ、文字通りそう言ったわけでは。妻は――」 母「信じられない、そんなふうに言ってないわ(笑)!」 父「私の息子に何を見ているのか、と。というのも彼女はジェラルを信頼していなかったからね。これは事実だ」 母「いいえ、違う、事実じゃないわ」 R「疑いを持っていた?」 母「いいえ、いいえ。事実、到達するのは難しいのよ」
ここで、ピケママが何を言ってるのか正確にはわからないのですが、ピケは若いうちにプレーを始め、他の子どもたちが途中で挫折するのを目の当たりにする中で、生徒として、息子は非常に優秀だったので。彼の将来のためになるかわからないプロフェッショナルになるために勉強を止めることには抵抗があった、ということだと思います。
R「フットボール選手として、彼は有り余る幸運に恵まれている。マンチェスターで3度優勝、今、バルサでは一シーズンで6つのタイトルを。そしてW杯は素晴らしかった」 父「彼はラッキーなんだ、私のように。友人たちには、私はいつも勝つと言われるよ。パドレ(スカッシュに似たスポーツ)においても。そう、ジェラルは私のようだ。彼はすべてにおいて勝つ」 R「そして彼は突然、たくさんの雑誌に登場した。どう思います? 怖いと思いませんか?」 母「そう思うわ。(以前とは)違う環境だから。だけどこれが彼の人生。彼の人生はこれ」 父「嫌なのは、誰もが同じことを頼むことだな。悪い言葉は使えない。だが、いつも同じだ」
素敵な両親ですが、この二人に育てられたら逞しく育ちそうです |
| ピケの家にて。誰かがドアのチャイムを鳴らす……
R「ご両親はとてもいい方たちだ」 P「本当に? 何て言ってた?」 R「後で話すよ。ところで、きみの友達に私を助けてくれるよう話しておいたんだ。だが私は何も知らない……彼?」
セスク登場
C「Ooooooh!」 P「Ooooh! やあ調子どうだい」 R「私を見捨てたのかと思ってたよ」 C「まさか」 R「ムービーを見るつもりなんだ」 P「オーケイ、行こう」
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ムービーを見る3人。ピケのアシストでゴールを決めるセスクの映像。 R「いつから彼を?」 P「8歳か9歳の時にセスクと出会った。10歳かな」 C「あるいはそれより前に。というのはおれが試合をしに行ったら、彼はそこにいた。だけど彼は覚えていないんだ」 P「気にすんなって」 C「おれはフォワードでプレーしてたんだ……」 P「聞いたかい、フォワードだってさ!」
P「おれたちが行った多くのことは話せないよ」 C「80%は話せない」 R「でも20%は話せるんだね?」 P「じゃ、ちょっと考えてみようか(笑)」 C「オーケイ、じゃあね……おれはビーチにいた。[意味不明]そこは子どもたちが物を盗む場所で……車には……」 P「まいったな、こりゃ。おれは覚えてないぞ!」 C「日曜の午後でさ、人でいっぱいのレストランで……おれたちはちょっとしたものを盗んだんだ。そうしたら男がやってきて、『こんちくしょ〜!!』おれたちは走って逃げたよ」 P「話しちゃ駄目だろ、法的な問題が」 C「でもあの時代を知ってるだろ。皆も知っておかないと」 P「知る必要なんかないだろ」
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| 子どもの頃の、マドリーとの試合を見る3人 R「きみのお母さんが話してくれたよ。この試合で負けたことが最悪の思い出だったと」
母「あれは息子が慰められることがなかった、ただ一度の出来事よ。泣きやむことがなくて、私たちは彼を慰めることができなかった」
R「何歳だった?」 C&P「おれたちは10歳だった」 P「負けることに慣れていなかった。5年間、おれたちは毎試合勝ち続けたのを覚えてる」
R「二人とも、私の街へ行ったね。ロンドンやマンチェスターで会ってたのかい?」 C「おれたちは絶交してたんだ」 P「6ヵ月、話しもしなかった」 C「いや、もっとだよ」 P「おれが電話しても、彼は出なかった」
R「女性問題?」 C「少しは」 P「違う違う、悪く取らないで。別のこと。ロマンティックな友情の問題があって」
R「そして、ジェラルはマンチェスター・ユナイテッドへ行き、このゴール。そう、CLで」 P「うまくいった。おれはあまりプレーしなかったけど」 C(?)「これはまた別のゴール」 P「おれはあそこに座ってた」
R「そして、きみはバルセロナへ」 P「プレゼンテーションの日だ。ちゃんとした服装をしなくてはいけないね」 C「インスペクターの格好」 P「インスペクター(笑)……幸せな日だった」
可哀そうなセスク
C「信じられないよ、彼は(バルサと)契約し、ラポルタと握手を」 P「ペップを得て、おれは別のジェラルに。彼はおれがここに来た初日から信頼してくれた」 R「そしてすべてはうまくいった」 P「不満を言うことなんてできないよ」
ベルナベウでゴールを決めるピケ。
R「セスク、これを」 C「おれは人生で何度も(彼が決めるのを)見たことがあるよ。彼は暴走し、監督は『何やってんだ〜!』で、毎試合2ゴールずつ」
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