アスプロス外伝は、アルデバラン外伝・シジフォス外伝・デフテロス外伝と比べて突沸タイプの萌えじゃないなあ……と思えた理由、考えてみたら単純なことでした。 上記三作の一話目は主に既出キャラで構成されていたのに対し、アスプロス外伝はラダマンティスのちら見せ以外は基本的に新キャラぞろい。知った顔の未来&過去の言動や新しい人間関係に新たな発見があってテンションが上がる……という要素がないんだよね。だから、とにかく先の話を追いたくて一読したばかりの印象より、読み返してここはこういう意味なんじゃないかなあと考えながらの方が、アスプロス外伝の中で細々発見があって面白い。 もちろん、ラダマンティスの要素だけでも、「ラダマンティスの身内が!」とか「双子と翼竜ネタ!」とテンション上げなくはないけど、「牡牛座テネオ見たかったー!」とか「シジフォスったらハス様のことほんと好きだな!」とか「年長組少年期やばい可愛いやばい可愛い!」とか「一滴前アスデフ兄弟やばい可愛いやばい可愛い!」とかと比べると、自分の中で弱い。 ラダマンティスの家の紋章は、23巻描き下ろしに限らずバレンタインの回想中でも既に登場してるんですが、こういう略奪の一族云々という設定はいつごろ出来たんだろう。一族に不満ありげな雰囲気だけはあの時点でぎゅんぎゅんだったんですが……。
昨日の感想を書いて上げちゃってから気づいたけど、海から上がってくる時のアスプー兄さんはクリスだけ抱いた状態なので、聖衣は思い切り箱ごと海中に沈んじゃったっぽい。 聖衣だけなら、デフテロス外伝の時のように自分で飛んできてくれそうだけど、箱はどうなるんだろう……。回収できるの? 新調するの? こういう時、聖衣石形式は便利なんだろうなあ。変形したのは中身だけにしても、持ち運ぶ時に箱不要だから、こういう場面で箱をなくしちゃうことはない。 LoSの召喚形式も悪くないけど、黄金聖闘士になるとドッグタグどころかプレートだから、箱より軽くても持ち運びにくそう。肩ベルトあるだけ聖衣箱形式の方が両手使えて良さげ。
それにしても、アスプロスは読んでてほんとに楽しい感じのキャラだなあ。 クリスと最初に面会した時はちゃんと「クリス様」と呼びかけてるのに、クリスがいない場面では「クリスたち」とさくっと呼び捨てにしててすげえなと思いました。 のみならず、最初の頃は「貴女」と呼んでたのに、二人きりになったら「お前」呼び。依頼人相手でもこうか……。ほんとすげえな……。 つくづく偉そうなアスプー兄さんですが、クリスに何がしたいのか問い質す時の様子は、シジフォス外伝での少年期アスプロスと雰囲気が変わらないので、一滴関係なくこういう人なんだなとしみじみ思わされました……。
フランス版LCのOVA、古いパソコンでも再生できると分かったから頼んでいた二章も今日無事届きました。 再生はまた後日〜。
* ニトロプラスの同人ガイドライン、同人誌は結局適用外だそうで。
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