2014年02月11日(火) |
シジフォス編最終話のイリアスさん |
昨日のシジフォス外伝最終話をまだ引きずってます。 この日記、書くだけ書いてもUPするのは発売日すぎるだろうから、特段ネタバレとして伏せたりするのは止めるけれども。 面白かったことは面白かったし、当然好きだし、イリアスさんに幻滅してるわけでもない。なのに、何かがつかえている感じ。 イリアスさんのやり方が、「弟子は師の大義を成す道具」というルコさんの台詞を思い出させるものだったのも、こたえてる原因なのかなあ。個人的には、あの台詞はルコさんにとってペフコちゃんが道具だったと本気で思っているわけじゃなく、ルゴニス先生がその先代魚座に道具にされたと考えて出た言葉だったんじゃないかと思っているのですが、いずれにしてもあの台詞は作中で否定されるものだった。でも、イリアスさんについては、むしろ肯定されてるんだよな……。 順番が、聖域を出る→子供授かる→子供を後継者に考える……の流れだったら、私の中で問題なくすとんと収まったんじゃないかと思う。俗世を避けて隠遁した人が子供を授かり、自然な流れとして自分と同等の生活を強いることになり、その結果その子が同じ物事の捉え方をするようになったなら、気にならなかったんじゃないかなあ。というより、本編を読んだ時はそういう流れを想像してたんだよね。 子供を後継者に考える→聖域を出る→子供をもうけるという流れだから、自分の代わりにするためだけにレグルスが必要だったように思えちゃって、そのことが「大義を成す道具」という言葉を連想させるんだと思う。そこにきちんと愛があってもさ。聖衣を聖域に戻さずに持っていってしまってたのも、レグルスに渡ることを当然のことと思ってたからなんだよね……。 でも、跡継ぎを想定して子供を作ることがそんなに突飛なことかといえば、ちっともまったくそんなわけないし。むしろ普通によくあることだし。 そうは言っても、レグルスが最初から社会の中で育つ機会をイリアスさんの都合で奪ったことについて、物申したくてたまらないのです……。子供時代、耶人と話してたレグルスがすごく可愛い笑顔だっただけに、育ちさえ違えばイリアスさんと違って人付き合いに不器用で自らそれを避けるようなことはなかったんじゃないかとか、人の気持ちが分からないと悩……んではなかった気もするけど、戦うことでしか越えられないなんて考え方する子にならなかったんじゃないかとか、色々考えちゃうんだよ。 フィクションの人物に何故こんなにも心揺らされちまうのか……。確実に言えるのは、やっぱりレグルスのことすげえ好きだわってことです。もちろん、レグルスが好きだからこそイリアスさんの手段に不満がない……というより賛同するファンも、普通にいると思う、よ! 自分がそっちになれれば良かった! 辛ッ!
本編イリアスさんは仙人みたいな、達観してるせいで近付きがたい人のようなイメージでしたが、外伝でのセージ様の不器用発言や今回の話のせいで、森厳(笑)みたいな感じに思えてきちまいました。実私風に言うならしんげん(笑)。 今月の風森さんと羽井さんのやりとりを、イリアスさんとハスガード様に置き換えて妄想したはいいけれど、シジフォスでは大機くんの役回りは絶対果たせないことに気づいて断念いたしました。 なんかね、シジフォスはあんな風にずけずけした事の運び方はできないと思うのね。同人のロス兄さんだったら、逆にすごくはまると思うんだけど。 ……こんな風にキャラ解釈してるから、やっぱりLCキャラを無印キャラの同人テンプレそのままって言う人には反論したくなるのだぜ……。あなたがLCキャラの解釈を無印キャラの同人テンプレに寄せてるだけじゃないですかってさ。まして、「射手と双子を絡めるのは腐媚び」とかってナチュラルにLC内の射手と牡牛の関係をオミットする人は、確実に私の敵であります。
|