2011年10月08日(土) |
意外と原作準拠なデジェル外伝? |
デジェル外伝は、第三者視点+一般人視点でのスタートってことで、新鮮な気分でいましたが、原作の冒頭はやっぱり第三者+一般人視点だったよねと言われて「そういえばー」と思い出しました。 旅行中のカップルは聖闘士のことなんてまるで知らなくて、聖闘士の行いは夢のような不思議なものでしかなくて。その後の銀河戦争も含め、聖闘士が普通の日常・社会に入り込んでくる感じが面白くて好きでした。 LCに登場する一般人代表というと、アガシャちゃんやペフコちゃんだと思いますが、二人とも聖域も聖闘士も知っていたんですよね。その点において完全な部外者ではない。 カルベラさんは部外者ではあるけれど、ケツアルクアトル側の人間としては当事者で、純粋な一般人とは違っていた。 聖闘士という言葉も小宇宙が何かも分からない人たちが多く集う場所に、異質な存在として聖闘士が入り込む今回の展開は、ある意味で原作星矢の冒頭を思わせてくれます。 やっぱり、今回のフランス遠征+社交界という舞台設定、好きだなあ〜。
問題は、フローライト視点をどこまで保ってくれるか、ですね。 デジェル他のモノローグ台詞が出てくるくらいはある程度しかたないにしても、できればナレーション部分はフローライト限定で進めてほしいです。 本当は、一人称小説のようにフローライト以外のモノローグがでなかったらいいのになあと思っちゃうくらいなんだけど……。今回の話がフローライトの「回想」ってのも、話を面白くしている要素だと思うので、あくまでフローライトに分かる範囲での話作りだといいのにな〜と思えちゃって。 語り手となっているフローライトが何歳なのかは分からないけれど、最終話になったら語り手時代のフローライトも登場してくれるでしょうか。 フローライトが振り返ってる頃には、やっぱりデジェルもセラフィナ様も亡くなっているんでしょうけどね……。 ペフコちゃんもカルベラさんも、あくまで本編から見ての過去舞台から動くことはなかったので、再会の未来を期待している状態でエンディングを迎えていました。でも、フローライトは場合によっては、聖戦後のけして再会の叶わない未来を描くことになるのかも……と。 「フローライトと聖戦後のユニティが会話してるEDかも説」も聞きましたが、それは下手すると蛇足感激しくなりそうなので難しいところじゃないかな。でも、未来のフローライトの姿は、何らかの形で見てみたいなと思います。
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