だらだら日記

2009年10月22日(木) LC154話感想

偶数ページが一ページ目ってなんか新鮮ロストキャンバス154話感想。
アニメ化発表の時も偶数ページが一ページ目だったけど、あの時は前のページにそのアニメ記事があったから最初からロスキャンって感じがしたんだよな。

真っ黒かと思ったらピュアホワイトだったり、かと思えばやっぱり真っ黒だったり。
めんどいぜお兄ちゃん。

カラーのアスプロスは、案の定灰色髪でしたが、思ってたより暗めのグレイだったから、これなら白黒ページの黒髪表現もそれほど違和感ないかな。いや、だって、カーチスすごかったもの……(苦笑)。
半面がデフテロス、半面がアスプロスの今回の扉、すごく好みです。手の中の異空間の球がまたかっこいい。「光と影の銀河戦争」という表現が、聖域側に立ち黄金聖衣をまとうデフテロスを光、冥王側につき冥衣をまとうアスプロスを影と見ても、光として生きてきたアスプロスと影の立場で過ごしたデフテロスと見ても活きる感じで、妙にツボにはまりました。

火星の魔宮を破壊するほどのギャラクシアンエクスプロージョンもかっこよければ、それを受けて凌ぐデフテロスもかっこいい。この兄弟対決は待ち望んでいた気持ちを裏切らない魅力に満ちててなんだか嬉しくなっちゃいます。
元々、そんなに原作とLCとでかぶる萌えは無かったのですが、とりあえず自分にも双子座というだけで萌えられる部分があるのだと気づかされました(苦笑)。
とはいえ、萌えの方向はそれほど同一でもないんですけどね。キャラそれぞれで見ても、関係の面で見ても。例えば、アスプロスはあのきれいな顔立ちで一人称が「俺」なのが非常に萌えなのですが、それってサガには絶対ない萌えだもの。
まあ、それはそれで語ると長くなりそうなので、今日は154話の内容にのみ触れることにします。……腰とおなかが痛くてだるいんだ……。

幻朧魔皇拳もやっと登場。童虎の記憶を操作してたくらいだから、デフテロスもこれ系の技を使えなくはないと思うのですが、特に兄に教えてもらってたわけでもない……のかな……。だったら、デフテロス、レグルス以上の天才キャラだと思うのですが(汗)。
「このアスプロスが復活させた」という言葉からすると、セージ様はこの技は一切使わなかったのかなという感じですね。さすがお人柄?
しかし、その技を使って弟に教皇を殺させようとは……。恐ろしいよ、恐ろしいほど黒いよ兄さん……! しかも技かける時、普通に白髪だったよ兄さん……。アスプロスの黒髪化は、サガのような悪の人格によるものじゃなく、死後の復活によるものなのかなあ。
アスプロスの凶行の原因は、次期教皇に選ばれなかったからのようですが、でもセージ様は一度でも「譲る」と言ったことがあるんですよね……。そう簡単に手のひら返したりするもんなんだろうか。まあ、候補外されて即暗殺企てるような人は、外して正解な気はするけれど(苦笑)。
シジフォスを教皇にという心積もりがデマの可能性もあるけど、こういうのは得てして女の噂の方が当たってるものだからなあ。
ここで、デフテロスは自分の心配じゃなく、あくまでアスプロスの心配をしているのが可愛いです。スターヒルで向き合うその瞬間まで、ずっと仲良かったんだろうな、この二人。デフテロスはアスプロスのこと名前で呼んでるけど、その兄に影と蔑まれた時、心の中で「兄さんなぜ…」と「兄さん」呼びしてるんだよね。同年でも兄として尊敬してたんだろうと思えるだけに、アスプロスに貶められた時はよけい辛かっただろうなあ。泣いてんじゃんよ……。

でも、兄さんは兄さんで、やっぱりそれほど真っ黒な人とも思えなくて。
いや、そりゃ教皇暗殺企てるのは黒いよ。聖域裏切って冥王側についてるのも黒い。黒いのだけど、それでも弟を庇っていた幼い頃の姿や、成長後の笑顔が、嘘偽りとは思えないんだよね……。
何かしら追い込まれた理由もあるのかと、そんな風に思えちゃうんだよなあ、どうしても。
ユニティが、やっぱりやさぐれる理由があっての暴走だったので、アスプロスも利己心ばかりとは思えない。利己心で動いてるにしても、そう思うようになるだけの理由があるんじゃないか。
やっぱ、本当はアスプロスが凶星だったってオチじゃないのかなあ。それだと、セージ様が教皇候補から外す理由にもなるし、急に弟を蔑み始める気持ちの流れも不自然じゃないし。スターヒルには星見の結果もあるというから、それで知っちゃった可能性もあるんじゃないかと思ってみたのだけれど。

そういえば、結局アテナの聖衣の秘密は、セージ様から直接伝え聞いたわけじゃなく、スターヒルの情報を覗き見たことで知った形になるのかしら。デフテロスがアテナの血を所有したままだった理由は?
いろいろ気になるけれど、なんせデフ視点の回想シーンなのでデフ視点でしか物事が分からない上に、真実かどうかすら不明というアレな状況。(だって幻朧系って偽りのビジョンも見せれるじゃん……)
でも、起こったことの表面だけでも、ものすごくドラマな出来事してますよね。デフテロスがセージ様を殺そうとしたのに、アスプロスの謀反として通っているのだから、聖域としてはちゃんと「兄が弟を利用して教皇を殺そうとした事件」として扱ってるわけで。原作の教皇暗殺は表に出てないけど、こっちは少なくとも上層には周知のことだった様子だし。双子座がいきなり行方不明にという感じじゃなく、わけあっての空位になってたんじゃないかな。
どれくらいの範囲まで、教皇暗殺未遂が知られてたかは分からないけれど……。それこそ、デフテロスの存在を知る範囲と同じ程度なのかな。もしテンマが知ったら、セージ様のことじゃなくサーシャのことで心配して泡食いそう(苦笑)。

二年前の一コマでテンマと握手してるの、テネオ……だよね?
黄金聖闘士が聖域に集ったタイミングで初顔合わせしてるんだとすると、ハスガード様たちは元々の修行地は別で、聖域での修行は二年前からということになるのかな。
このタイミングでいよいよ戦争始まるってんで、サロが脱走したのかなあ。黄金聖闘士だから、色々忙しいだろうに、弟子の面倒をちゃんと見てるんだよなと、改めてハスガード様に惚れ直しました。うむ、やはり素敵な方だ。
ハスガード様が改名したのはどのタイミングなんだろう。それこそ、黄金聖闘士12人集合あたりかとも思えるのですが、二年間もアルデバランを名乗っていたら、さすがにサロたちも呼びなれてそうな気がするし……。

と、とりあえず来週が気になる……。久々のベタ影デフが次週も続いてますように。


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