みょうの日記
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去年暮れ、雑誌NEKOの懸賞プレゼントで当たったサイン本コミック。 なんとなく選んだ懸賞品で、もちろん作者の杉作氏はまったく知らなかった。なので作風もわからず、正直「ふーん」という気持ちのままページを開いた。 クロ號は少し前の日本……、まぁいろいろ諸問題はあったものの、今より野良ちゃんに対してずっと寛大だった頃の日常を描いたようで、なんともリアルに、淡々と猫の日々が描かれている。それとも地方にいけばまだ現在進行形の風景なのかな。 ページを開くごとにその作風に惹かれていった。
1番目を引いたのは、ゴンにそっくりな猫が描かれていたこと。 Wしっぽじゃないけれど、短いしっぽにスポット柄。
その子は一人暮らしのお姉さんに飼われていた。 後半、彼は大人猫に追われ追われて隣町にまで行ってしまい帰って来られなくなる。そしてクロはおねえさんがずっとその子を探していることを知り、隣町まで彼を探しにいくのだけれど、事故にあった後遺症か、はたまた日にちが経ちすぎてなのか、その子はクロのことを忘れ老夫婦に飼われていた。 病気がちの奥さんはその子が来たことですこし元気を取り戻している。 クロは何度か思い出させようと奮闘するも、その子が思い出す様子はなく、結局諦めて自分の家に帰ることを決心する。 ・・・と、6巻はここで終わっていた。
ささやかな幸せに包まれた老夫婦と仔猫の姿に、結局その子はお姉さんのところへ戻ることはないのだろうか、となんだか切なくなってしまった。 話的にその方が収まりがいいのかもしれないと思いながら、私はお姉さんの方へ感情移入してしまった。 いなくなったから、あきらめる−−飼い主にとって、それはなかなか受け入れられないことだったから。マンガの中のお姉さんにもあきらめてほしくなかった。
今月、7巻が出ているのを発見して、迷いながら手にとった。やっぱりあの子は老夫婦の元に残るんだろうか。お姉さんのことは思い出さないんだろうか。 ところが、読み始めてうれしくなった。 その子は結局、お姉さんのところへ帰ったのだ。
それからすぐに、私は1,2巻と続けて購入を決めた。 明日は3巻を買って来よう。
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