小説集
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2005年10月07日(金) :
9 純白
リヒャルト・スコルツェニ
白は、婚礼の衣装にして穢されるための色
その白さは高貴でありながらも、
何にでも染まり、どんな色とも交じり合い そしてどんな物にも穢される
その服は、純白であって、
それは皇帝に身をささげる色である。
婚礼の衣装であり、死装束でもある。
まさしく、
皇帝に仕えるものにはうってつけの色
皇帝以外に穢す者はいない
穢したくなる色 それが 白
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