てらさき雄介の日記
DiaryINDEXpastwill


2021年02月21日(日) 政官財のトライアングルこそが本命

昨日の日記で、菅総理を「上弦」と書いた。するとある方から、「総理なのだから、鬼舞辻無惨ではないのか」と問われた。政治関係者だったので、いささか驚いた。そんなはずはないだろう。

菅総理は鬼舞辻無惨を守るために、その先兵として前線に出ている。位は高いが、私たちが打倒するべき本命ではない。前任者の安倍前総理も同じ。長期の政権を明け渡しても、現に何も変わっていない。

総理やその候補者を選び、使えなければ切り捨てる。決して自分に直撃が来ないように、周りを配置して事態を冷静に見極める。その存在こそが鬼舞辻無惨
だ。

日本の場合、それは個人ではない。戦後、いやそれ以前からこの国を支配してきた構造。もっともわかり易く、かつ近い言葉は「政官財のトライアングル」だ。自民党とは、その「政」の中核組織。

今回の総務省接待事件は、表面に出てきた小さな問題だ。炭治郎が最初に戦った「お堂の鬼」レベルだ。まさに週刊誌ネタと言える。

なぜ背水の陣の覚悟を持って、経団連による巨額の献金を取り上げないのか。自民党・国民政治協会に対するものだけで年間数十億円。派閥や議員の党支部を加えれば、その上のケタになるだろう。

合法だから良しとはならない。何故なら国の支配者たちは、法律をつくることが出来る。巨悪とはそういうもの。ちなみに「見返りのない」企業献金なんてあり得ない。企業がそれを行ったら、刑法に規定する背任罪だ。

大企業が巨額の資金と集票能力を使い、自らが有利な法律や予算をつくらせ、結果として市井は苦しくなる。

政治家が官僚を使う。経済界が政党や政治家を使う。官僚と経済界は天下り等によって一体化している。この「政官財のトライアングル」こそが、私たちの打倒しなければならない本命だ。

●今日一日

【午前】
所用

【午後】
事務作業/事務所
打合せ/同

【夜】
団体会合/町田市


てらさき雄介 |MAILHomePage