てらさき雄介の日記
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2021年02月20日(土) これでは鬼舞辻無惨にたどりつけない

鬼舞辻無惨を倒すためには、少なくとも上弦を突破しなければならない。菅総理や麻生財相は、まさに上弦だ。絶好の機会は、国会の本会議場や予算委員会。倒すべき相手が、目の前に並んでいる。

しかし何故だろうか。下弦にも入っていない小物を相手にしている。総務省局長とか、名前も知らないような閣僚、千葉のラウンジ議員を攻めても、かえって自分たちの戦力が削がれるだけだ。

また相手もそうだが、テーマも考えた方がいい。スキャンダルでは手足の傷だ。すぐに回復してしまう。政治家の急所を攻めないと、致命傷を与えることは出来ない。同じことの繰り返しが、続いてしまう。

政治家の急所とは「政策」以外にない。現政権の現在の状況は、まさに突っ込みどころ満載。上弦に狙いを定めて、そこを色々な技で責め続ける。そうすればその先の活路が開けるはずだ。

麻生財務相は、現金給付を否定している。この困窮時に財政出動をためらっていることは論外。氏の言う「財政再建」とは何であるのか。堂々と問い質せばいい。

茂木外務大臣は、中国の香港政策や尖閣への圧力に明確なメッセージを発信していない。日本は経済的にも不利益を被っている。ミャンマー国軍との関係も疑わしい。また世界最大の米軍駐留経費負担は、どのように協議していくのか。

菅総理は、生活保護の扶養照会や、選択的夫婦別姓について、一定理解を示しながらも、自らがリーダーとして、その解決に向かう覚悟はがない。万事評論家のようだ。世論はオリンピックに懐疑的。そのギャップをどう受け止めているのか。

その他もたくさんある。ターゲットと責める場所、そのやり方が違っている。これではいつまで経っても、鬼舞辻無惨にたどりつけない。

●今日一日

終日所用

鬼舞辻無惨


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