てらさき雄介の日記
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2015年09月04日(金) 韓国とパラオを一緒にするのは不勉強だ

安保法制に反対している。廃案に追い込みたい。また70年前の戦争には批判的だ。しかしそれを以て「左」と言われることに違和感がある。何より私は愛国者。日本の歴史と伝統に誇りを持っている。国旗・国歌にも敬意を表している。

だからこそ、「敗戦国」になってしまった理由と責任を、政治家として真剣に考えているだけだ。「みんないい人だった」のような解釈は情緒的に過ぎ、人の命を左右する政治の責任評価ではない。

過日県議会の公式調査で沖縄へ行った。石垣市の平和祈念館で平和教育のあり方を調査した。その展示内容は概ね良し。しかし明らかに違和感を覚える点があった。

大日本帝国による植民地支配についてだ。中国・朝鮮半島・台湾・南洋諸島の写真が一緒に並んでいる。加えて日本本州における写真もある。すべてひっくるめて「悪」という表現だった。

私はこれまで多くのアジアの戦跡を訪ねた。その場所ごとに‘歴史’のあり方は違う。自国民に対する教育もまた。かつての日本による統治を「良い思い出」として語る人も少なからずいる。

一方で日本も不勉強だ。「台湾は日本人が好きなのに、何故韓国はダメなのか。だから韓国が悪い」が典型だ。台湾と韓国では植民地化に至る流れと、その後の統治手法が元々大きく違っている。

我が国は世界に羽ばたかねばならない。経済と政治のグローバル化だ。しかしその焦点が狭い。アメリカに偏り、軍事に偏っている。歴史の事実に向き合うことを、まず最初に考えねばならない。

●今日一日

【午前】
災害派遣福祉支援チームについて調査/熊本県庁

【午後】
熊本から相模原へ

【夜】
会合(後援会)/千代田


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